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銀山湖荒行
目次
三瀬谷ダムって?

釣行日
2004年6月20日(日)
場所
三重県 三瀬谷ダム
天候
雨、大雨
微風
状況
満水より約1m減水
釣果
キーパーサイズ5匹キャッチ(3匹で1,126g)
ルアー
エコスワンプノーシンカー、ネコリグ

奥伊勢湖宮川チャプター第4戦当日、
4gの差に修行僧泣く・・・

 午前5時ごろ、大雨の中、もみじの里公園スロープへ到着、水位は前日より約1m減水していました。桟橋に繋がれていたボートの中には、陸地に上がってしまったボートもありました。私のボートはなんとか大丈夫でしたが、夜中に降った大雨のためボート内には大量の水が溜まっており、危うく水没するところでした。約10分間ビルジポンプをフル回転、ボート内の水をほぼ抜くことができました。

 スタート抽選の結果は、ファーストフライトの17番目とまずまずな順番。上流域へと一目散に向かうボートを横目に、スタート後、まずは多度橋クリーク下流側より釣りを開始しました。

 しかし・・・前日良かったスポットは減水のため全て陸地に・・・。その少し上流側にキーパーサイズの群れが、ブルーギルの群れと共に移動しているのに気付きましたが、サイズは前日より明らかに落ちており、チェイスはあるものの、フッキングまでには至らずガックリ。2ヵ所目もダメ、この時点で前日温存のため、近付くことさえしなかった多度橋クリーク上流側を遠目にみると、あのK井プロが狙っていてショック!K井プロが撃ったあとはペンペン草も生えないくらいに叩きのめされるとは思いつつも、そのスポットが空くのを待ちました。

 10分ほど待つと、そのスポットが空いたので、前後エレキ全開で向かいました。到着した時、時計を見ると午前7時50分。「また坊主くらうのかな〜」と思いながらのキャスト後、ぼんやりしていると手許に魚信が伝わりました。どうせブルーギルだろうと思い適当にリーリングしていたところ、細長い魚影が見えたので、一気に緊張感が高まりました。そしてなんとか無事キャッチできたのは、230gのキーパーサイズでした。

 幸先の良いスタートに、鼓動の高まりを感じながらの2キャスト目、ブルーギルの群れの下から、40cm近いバスが現れました。しかし、ルアーを数秒凝視した後、ゆっくりと潜ってしまいました。ルアーをすぐピックアップし、「何とか喰ってくれ!」と祈りながら、バスが姿を消した辺りにキャストしました。すると、またさっきと同じようにブルーギルの群れの下からバスが現れ、今度は一気にルアーを吸い込みました。この釣りは、バスのバイトの瞬間が中途半端に見えてしまうため、焦りからくる早アワセでよくバラシてしまいます。そこで、バスの重みが伝わってくるのを感じながら、しっかりフッキング。直後から重量感のある手応えが伝わったので、フッキングもうまくいったようです。三瀬谷ダムでのトーナメントで、こんなまともなサイズを掛けたのは初めて。「これを逃すと、きっと後悔する」と思うと、気が遠くなるような緊張感に襲われました。おかげで、今ではその場面をはっきり覚えていません。2〜3度はジャンプされたと思います。とにかく次に覚えている光景は、ネットに収まったバスの姿でした。てっきり40アップだと思っていたのに意外と小さく、35〜36cm、ウェイトは約550gでした。しかし、大スランプの私にとっては十分なサイズ、しかも2匹目、素直に喜んでおきました。

 震える手でラインを結び替え、すぐキャスト、するとまたヒット!楽勝キャッチできたのは、私にしてはOKサイズの約320g。これでリミット達成、あまりの嬉しさに拳を握り締めました。それもそのはず、三瀬谷でのリミット達成は、実に1年以上振りだったからです。ふと時計を見ると、時間は午前8時。約10分でリミットを獲れたことになります。こんな経験は今まで一度もありませんでした。

 その後もバスの反応はあり続けたので、このエリアでの魚影の濃さは確信できましたが、サイズは伸びないように感じました。「ここは、帰り際にまた狙おう」との甘い考えが頭をよぎり、時間もまだたっぷりあることもその思いに拍車をかける結果となり(帰着時間は午後1時)、気になっていた上流域へエレキ全開で向かいました。しかし、今から思えばこれが悪夢の始まりでした。

 まず寺淵橋周辺でキーパーサイズをキャッチ、しかし入替えには至らず。その後、同一スポットにて400〜500gクラスを2匹連続バラシ。次に本田スロープ周辺にて500〜600gクラスをまた2匹連続バラシ。どうもアワセのタイミングが合っていないようでした。そのまま上流へ釣り進み、洲山橋周辺でまたまた500g前後のバスをバラシ。その近くに50アップを見付けたのでチャレンジしましたが、あっけなく無視されてしまいました。

 工事現場周辺では、雨の影響からか水温が大幅に低下(私の魚探で18℃前後)、また水質も変化しており、20cmクラスのブルーギルを1匹キャッチしたのみに終りました。大幅にタイムロスをしてしまい、大急ぎで下りましたが時既に遅く、トーナメントのハイプレッシャーからか、朝のうちあれほど好反応だったバスは沈黙し、ブルーギルのみ活性の高さが維持されていました。

 会場近くで、無理やりキーパーサイズを引き出しましたが、わずか10gほどの入替えにすぎませんでした。その後、時間一杯まで狙い続けましたが、入替えサイズは出ず、結局このままウェイインすることになりました。

 検量の結果は1,126g。微妙なウェイトに、表彰式では一瞬ドキドキしましたが、4g差で6位という非常に残念な結果に終りました。やはり、詰めの甘さがこのような形で結果として現れたのでしょう。

 あまりの悔しさに、毎回恒例、トーナメント後の練習もやめて、そそくさと帰りました。次回はこのようなことのないように、今後も修行に励みます。

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