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2000年「よもやま話」【11】

天国と地獄はまさにこの事

 やっと秋風らしきものが吹いてきたように感じる今日この頃だが、皆さんバスフィッシングを楽しんでいるだろうか。私は先日JBマスターズ第5戦琵琶湖に出場し、初日は39位と好位置につけたものの、最終日にハズしてしまい106位まで後退してしまった。

 さて、なぜ2日めハズしてしまったのかを私なりに話しておきたい。

 私はお盆からずっとグッドサイズのバスを追い続けることに成功し、プラの時点では北山田沖、アクティバ沖、赤野井沖のピンスポットで5キロパターンをつかんでいた。そしてこの日は正午に余裕シャクシャクでプラを終了してしまった(これがまずかった)。

 今回のキモはラインが4ポンドであること(バイト数を増やすため)。そしてピンスポットは必ずウイードが岬状になっている、もしくはブレイクや岩があるところで湖流を遮るものを選んでいた(散っているバスの中にも必ず決まったルートを通るバスがいると考えていたため)。

 そしてプロ戦初日、予定通りのエリアを廻る。思惑通りバイトがある。しかし今まで絶対にキャッチミスのなかった4ポンドラインでブレイクが連発(ラインのせいではなく、緊張してうまくロッドさばきができなくなっていたのだ)。3本のキロアップを全てネットランディング寸前でラインブレイクしてしまい、結局2本しかウエインできなかった。しかし、私がウエインした2本は共にグッドサイズのためなんと3キロを超えていた。

 そして悪夢の2日目。風向きが変った。南風から北風へ…。今までの練習中にほとんど吹くことのなかった北風だ。それも強風。南風の強風はこれまでにあったが、北風はなかった。

 私のエリアはほぼ完璧に沈黙し、周りのトーナメンターも同じで次々と去っていく。私も去っていきたかったが、前日からエンジントラブルに見舞われ、応急処置はしていたものの再発の恐怖で移動をためらってしまった。結局ノーフィッシュに終わり、順位を大きく下げる結果となった。実はこの日に3キロを超える釣果をだせばお立ち台をゲットできたようで、悔しくて仕方がなかった。そして普段下道を走り、高速代を節約してきた私もついにキレてしまい、「ヤケ酒」ならぬ「ヤケ走り」を敢行。久しぶりに名神高速を走りさっさと家に帰った(涙)。

 そんなわけでプロ戦が終了したのだが、皆さんはどう感じただろうか。バス釣りは天国と地獄である。バス釣りは考える釣りであって、バスを探すことが楽しいのだが、これほど悔しい経験はなかった。振り返ればプラを早めに終了せず、別のパターンをいくつか用意しておくための練習をすれば良かったのだろう。最終戦の河口湖では必ずリベンジを果たします。ではまた次回。

当日のメインタックル
ロッド/6フィート4インチのライトアクション(スピニング)
ライン/アプロードレーサーサイト4ポンド
リグ/スプリットショット(シンカー→3.5g)またはダウンショット(シンカー→ネクストワン ハイブリッドタングステン1/8oz)
ルアー/ゲーリーヤマモト カットテールワーム、ゲーリーヤマモト リザード、リングワーム5インチ、クリンクルカッツ3インチ

以上、「週刊つりニュース」9月初旬掲載

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