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2001年「天国と地獄」【7】

マスターズ最終戦河口湖

 10月6日を最後に琵琶湖に行ってない。そろそろ越冬にむけてシャローにさす一部のビッグバスがいると思うのだがどうだろう。超シャロークランク(バスデイのモーグルクランクが私は好きです)やバスベイト、スピナーベイトのバジングなどが毎年効果があるので是非試してもらいたい。毎年この時期がグッドサイズに出会える最後のチャンスとなるだろう。ちなみにシャロークランクはフックをダブルフックにするとウイードがかかりにくくてスムーズにリーリングできる(ただし多少フッキングが甘くなります)。

 さて、琵琶湖でのトーナメントは一段落して、残るはマスターズ最終戦河口湖のみとなった。10月8日から毎週末で河口湖入り。高速料金節約のために下道をひたすら5時間強走り続けた。河口湖は超ライトリグ合戦で、ノーシンカーやダウンショットなどをはじめ、琵琶湖で使うそれの何ランクも繊細な釣りを要求される。私はその超ライトリグが超がつくほど下手なので、少しでも上手くなろうと通常よりも早い時期から河口湖入りをしたのである。だから下道なのである(つまり金銭的余裕がないのだ)。

 10月8日のプリプラは友人と同船したのだが、カンペキに釣り負けてしまった。釣れたのはほとんどノンキー(河口湖ではキーパーは25センチ以上)…というか私はキーパーを一本も釣ることができなかったのだが、ノンキーの数ですら私が10本としたら友人は20本とダブルスコアを釣られてしまった。さらに友人は初めての河口湖の釣りだった。私は廃人と化し、お先真っ暗のまま次の週末を待った。

 次の週末は10月13日〜14日と2日間プリプラを行なった。この日を迎えるまで、フックサイズやタイプ、ルアーやロッド選択など一生懸命作戦を練って河口湖入りした。ここで一応言い訳をしておくが、私はけっして河口湖の成績が悪いわけではない。だがスゴク良いわけでもない。つまり今回のことは上位へ食い込むための一生懸命だと理解していただきたい。今回が最終戦で年間成績も掛かっているので、外すワケにはいかないのだ。結局この2日間でキャッチしたキーパーは8本。超ライトリグも少しだけ上手くなっただろうか。

 次の週末はトーナメント一週間前ということでレギュレーション上土曜日(20日)のみとなっている。一日でやれることを精一杯行なった。キャッチしたキーパーは11本だった。

 そしてトーナメント前日の公式プラでは先日に放流があったのも手伝ってか30本以上のキーパーをキャッチした。しかしながら超ライトリグ合戦とまではいかなくなり、だれでもキーパーを簡単にキャッチできてしまうようになってしまった。

 釣れたルアーはバレットのノーシンカー、ゲーリー3インチグラブのダウンショット(シンカーはネクストワンハイブリッドタングステンの1.8g〜5gを水深に分けて使い分ける)、チューブワームなどワーム主体だ。ワーム使用時のラインは全てアプロードメタルレーザー3ポンドとかなり細いラインを使用し、ルアーに出来るだけ人為的な動きをつけないようにしている。またスピナーベイトやスピナーが意外とキッカー狙いに有効だったことも付け加えておこう。

 この記事が載るころにはすでに最終戦の結果はでていることだろう。後日その報告を誌面で行いたいと思う。今この原稿を書いている時点ではやる気満々なのだが、どうなっていることだろうか。

 さて、私がトーナメンターとして参戦してかれこれ7年(多分)になるが、トーナメントというものはただ参戦しているだけではもったいないというのが私の持論である。どうせ出るなら一番を!…といつも自分に言い聞かせ、自分のできる限りの努力で参戦し続けている。これから本気でトーナメントに出たいという方がいたら、プロアマ問わず一生懸命努力して、是非一番を狙って欲しい。一番になると自分が大きく感じてトーナメントに対する考え方が変わってくるのだ(私もそうでした)。「天国と地獄」という連載を続けてきて思うのだが、「天国と地獄」は努力あってこそあり得るものではないかと考えている。努力なしでは本当の喜びには出会えないのではないだろうか。これが「天国と地獄」の私なりの答えである。

 今回で連載は終了です。1年間ありがとうございました。また来年も機会があれば別の形でお会いしたいと思います。それでは良い釣りを!(JBマスターズ入谷高広)

以上週刊つりニュース掲載

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