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2001年「天国と地獄」【5】

湖南チャプター暫定2位、あと一つ!

52センチ2000g!

 8月19日湖南チャプター第6戦が開催された。現在トップとの差は25ポイント。あと残り2戦次第では逆転優勝の可能性があるので、今回は重要なトーナメントとなった。前日のプラではカネカ沖で45センチ800g、木の浜沖浚渫で50センチ1800g、北山田沖で600gと高感触を得ていた。当日はこれに下物沖浚渫を加えて万全の体制で望むことにした。しかしこの日どこかのマリーナでトーナメントがあったらしく、アクティバ沖で10キロという情報が飛び込んできた。しかし私はあくまで自分の釣りを押し通すだけと考えていたので、その情報に対してそれ以上の関心は持たなかった。

 当日は迫る台風11号の影響で天候は不安定。晴れたり曇ったりして小雨もパラついていた。水温は30度前後。風向きが安定せず、東や北の風が強く吹いたり弱く吹いたりしていた。

 そんな中、気合い十分でトーナメントが始まった。しかしポイントへ向かおうとプレーニングした直後、エンジンから警告音が鳴り響いた。オーバーヒート寸前の警告である。おそらくウイードが冷却口につまったのだろう。警告音が収まるまでの約5分間くらいを湖上でぼーっとしながら他のボートを眺めることになってしまった。せっかくの気合いが萎えてしまいそうだったが気を取り直してポイントへ向かった。

 下物について15分後に1本目のキーパーをキャッチ。パワーホグ+ネクストワンハイブリッドタングステン3.5gのダウンショットにバイト。ラインは感度抜群のアプロードメタルレーザー5ポンドだ。ボトムでステイした直後にバイトしてきた。

 その後はノンキーラッシュにさいなまれ、カネカ沖へ移動。ビッグデッドリンガーのテキサスでカーブフォールで狙うと小さなアタリがありクラッチを切って送り込んだあと思い切りフッキングすると強い引き! つり上げると52センチ2キロフィッシュ! 実は前日からネクストワンの新製品のトリプルAフォーミュラをワームに漬けて使用していたのだが、ショートバイトによるミスフッキングが全くなくなった。ノンキーは前日から沢山釣れたし、キーパーを狙ったエリアでは確実に仕留めることができた。このフォーミュラは従来の物とは違って、ワームパックに10ccほど入れてワームを約20分間漬けておくと、ワームにフォーミュラが吸収され水中で少しずつ拡散されていくのだ。また有害物質は一切含まず、JBNBC認定商品なので安心して使用できる。皆さんも是非試していただきたい。その効果にきっと驚くはずである。釣り人が密集しているところで試せば、結果は分かり易いカタチで出るのではないだろうか。

 さて話は戻り、カネカを後にして北山田へ移動。しかし着いてみると大船団になっていた。近づくとキーパーをつり上げる光景を2度見てしまった。私はその船団の脇でテキサスをキャストしバイトを待つと30分後にバイト。ランディングすると800gほどのバスだった。しかしそのあとはノンキーが続きそのまま帰着時間を迎えてしまった。帰る途中アクティバ沖に浮かぶ本誌APCでもある鵜飼選手をみて「あーここは昨日聞いた場所だけど、釣れてるのかなー」と思いながら通り過ぎ帰着した。

 私のウエイトは3本で3400g。そんなに悪くはないウエイトである。しかしそんなことなど吹っ飛んでしまう光景が目の前に…。鵜飼選手が8キロを超えるウエイトを叩き出したのだ。場所はアクティバ沖…。当然ながらダントツの優勝だった(おめでとう!)。

 しかし情報というものはコワイものである。鵜飼選手も前日にアクティバ沖でなんらかの良い感触はつかんでいたようだが、前日に行われたトーナメントの情報を聞いてさらにそのポイントへの信頼性を高めたようである。私は頑固一徹親父のごとく、自分の釣りをひたすら貫いたが終わってみると、ちょっとだけやっとけば良かったかなーと思ってしまいそうなくらいの彼の釣果であった。

 さて私の結果は9位。これで少しはトップとの差を詰めただろうと思いきやトップの方が入れ替わり、さらに29ポイントと前回よりも離されてしまった。私は暫定2位のようだが、少々逆転優勝が難しくなってきた。しかし何が起こるかわからないのがトーナメント。最後まで全力で闘い抜きたいと思っている。クラシック行きたいよ〜! というわけでまた次回。(JBマスターズ入谷高広)

以上週刊つりニュース掲載

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