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「策を練る」【2000年】

5月中旬以降の南湖のボート釣り


今年の春に仕留めた58cm!

 今年春の琵琶湖南湖は水温の上昇が遅く、昨年は4月初旬で12度以上あったのに対し、同じ場所で11度までしか達しなかった。バスの反応も悪く4月上旬までは、釣れれば45cmオーバーほぼ確実で30cm以下は全くと言っていいほど釣れず、まるで冬のような状況だった。しかし現在の状況はそれと一変し、例年と同じ琵琶湖に戻って釣果も上昇傾向だ。

 さて、この記事が掲載される5月中旬は、例年だと水温は朝が17度前後、日中は20度(昨年5月18日の私個人のデータ)に達し、時期的にもスポーニングはピークを越え、アフタースポーニングにアングラーの焦点が向かう時期であろう。

 よって今回はアフタースポーニングのバスに絞って解説していこうと思う。なお私は未然のトラブルを防ぐ意味でマリーナなど稼働している施設内での釣りを自粛している。よって今回はそれらに関わる釣りは触れないことを予め御了承願いたい。またサイトフィッシングに関しても今後のバスの繁栄を願って触れないでおこうと思う。

●木の浜3号水路沖
 ここは水門の南側にホール状のブレイクが存在する。毎年安定した釣果があり、プレッシャーはあるが粘ればビッグバスが釣れる確立の高いポイントだ。アフターバスがここで体を休めたり、回遊してくるベイトを追ったりと時期としては申し分のないベストポイントといえよう。
 ルアーはラバージグやジグヘッドに実績がある。狙い方としてはブレイクの深い側にボートポジションをとり、浅側へキャスト。ラバージグはブレイクにあるウイードエッジまでシェイクして引き寄せ、ブレイクに辿りついたら、ブレイクに沿ってフォーリングさせバイトを待つ。この釣り方のキモはウイードエッジからブレイクへ落とす時で、ウイードにからんだルアーをリアクション気味で強くあおってはずすとブレイクにいるバスを誘発し、フォーリングバイトに持込みやすい。
 バイトがない場合はジグヘッドの小刻みなシェイクで浅い側とブレイクを丹念に探ろう。それでも反応のない場合はダウンショットなどで中層にサスペンドしているかもしれないバスをリーダー調整しながら探していこう。なおこのポイントの周囲は広大なウイードエリアとなっておりファーストムービングルアーにも実績があるので試してみるのもよいだろう。浚渫エリアもあるのでピンスポットの釣りを勉強するにももってこいだ(下物の浚渫とは違って浚渫工事が入ることはない)。

●井筒沖
 スポーニングエリアというのは大体地形的なもの(地質、風あたり、日当たりなど)で決まってくるのだが、バスの集まり具合は場所によってウイードの状態や水質、他にも風の影響等で毎年変わっている。
 そして今年状況がよかったエリアの一つが井筒沖だ。ちなみに今年の春、私はこのエリアで58cmを釣り上げている。これからウイードが沖へ張り出していくとともにバスもそれについて(ベイトも同じく)いくので、魚探でチェックしながらウイードエッジを探して釣っていこう。釣り方はまずスピナーベイトやバイブレーションプラグで広く探ってみよう。釣れればクランクなどでバスのいる水深を見つけて数釣りを楽しもう。しかし活性に合わせてスピナーベイトをスローローリングしたり、テキサスリグで底まで落としスローリトリーブするなどのタフコンディションの際の対応も必要だ。
 それでも釣れない場合は沖のウイードパッチやウイードラインにからむストラクチャーなどをライトリグで丹念に粘ろう。

●自衛隊沖
 ここも今年エビモが早くから豊富に生え、バスの集まりが良かったのでこれからも有望であろう。中でも北にあるスロープの沖からレンタルボート屋さんの沖がウイードの状態が非常に良く、バスが豊富にストックされている。狙い方は井筒と同様だ。しかしこのエリアはビッグバスはあまり実績がなく(私だけか?)、30cm前後数釣りエリアと考えている。また風の影響を受けにくいエリアなので釣りに集中しやすくバイトを取る練習などにはもってこいのポイントだと思う。

 最後におさらいとしてキーポイントをここに挙げておこう。釣り場にいくとどうしても浮足だってしまうことが多く、考えて釣りができない人はここだけメモをとって釣り場へ持っていって欲しい。


【アフタースポーンバスのキーポイント】
1.スポーニング直後バスは体力回復に努める。
 バスの動きは鈍い
→スポーンエリアよりも少し沖(ウイードの茎、アンカー、クイ、取水塔等のマンメイドストラクチャー)
→自分の目の前を通るベイトを中心に反応。追いかけまわすことはあまりない。
☆攻略ルアー…ライトリグ全般、スピナーベイト(スローローリング)、テキサス(スピナーベイトと同様スローリトリーブ)、ラバージグ(しつこくシェイク)


2.体力回復後は水温の上昇に伴い、
 水通しの良い所へ移動する。
→水温の上昇に関連して、ウイードの生息域が徐々に沖に出るのでバスはそれについていくように、ウイードのアウトサイドエッジにつく。
☆攻略ルアー…高活性→スピナーベイト、バイブレーション、クランクベイト
低活性→1.と同様。全体的にスローな釣りがメインとなる。


☆ツネキチリグ
ロッド……6〜6.4ftのライトアクション
リール……ダイワ/エンブレムZ2000iA
ライン……サンヨーナイロン/アプロード レーザーサイト5lb
フック……ゲーリーヤマモト/スゴイフック2番
シンカー…ネクストワン/ ハイブリッドタングステン3.5g
ルアー……ネクストワン/ドラッグシャッド ピンテール
     (ソルティーアユ)
   ……ゲーリーヤマモト/カットテールワーム
     (ウォーターメロンシード、パンプキン、ブラック)
   ……ポパイ/スタッド4インチ(アユ、ウォーターメロンシード)
   ……ZOOM/ミートヘッド4インチ
     (スモークイエロレッドフレーク)

☆ジグヘッドリグ
ロッド…6〜6.4ftのライト〜ミディアムライトアクション
リール…ダイワ/エンブレムZ2000iA
ライン…サンヨーナイロン/アプロード レーザーサイト5lb
ジグヘッド…がまかつ/ラウンド25
     ※ウエイトは1/16oz〜1/8oz、フックサイズは1番〜2番
ルアー…ゲーリーヤマモト/カットテールワーム
    (ウォーターメロンペッパー)   
   …ポパイ/クリンクルカッツ
    (プロブルー、モエビ、スモークイエローコア
    レッドフレーク) 
   …ポパイ/スタッド4インチ(アユ、ウォーターメロンシード)

☆スピナーベイト、クランク、バイブレーション
ロッド…6〜6.8ftのミディアムライト〜ミディアムアクション
リール…ダイワ/TD-SV
ライン…サンヨーナイロン/アプロード GT-R N-spec LIMITED12lb
ルアー…エバーグリーン/SR-MINI<SW>3/8oz
   …エバーグリーン/スーパーデルタフォース<DW>1/2oz
   …ラッキークラフト/CBシリーズ
   …ラッキークラフト/LV-500
   …ダイワ/TDバイブレーションS 1/2oz

☆ラバージグ
ロッド…6〜6.8ftのミディアム〜ミディアムヘビーアクション
リール…ダイワ/TD-SV
ライン…サンヨーナイロン/アプロード GT-R F-tune FLUORO10lb
ルアー…ネクストワン/ネクストジグ3/8oz〜1/2oz
      +ゲーリーヤマモト4インチグラブ
※私はジグ、トレーラー共にウォーターメロンを多用しています!

☆テキサスリグ
ロッド…6ftのミディアムアクション
リール…ダイワ/TD-SV
ライン…サンヨーナイロン/アプロード GT-R F-tune FLUORO10lb
シンカー…ゲーリーヤマモト/ スゴイシンカー10g
ルアー…ゲーリーヤマモト/ジャンボグラブ
    (ウォーターメロンペッパー、パンプキン)

以上、「週刊つりニュース」5/19号(5/15発売)掲載

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