釣行日
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1999年6月20日 |
場所
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滋賀県 琵琶湖 |
天候
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曇りのち時々晴れ |
風
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微風から弱風 |
状況
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表水温/24℃前後 |
ルアー
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今回は6月20日の琵琶湖南湖を報告しようと思う。
コンディションとしては天候…曇りのち時々晴れ、風…微風のち弱風、表水温…24℃前後といったところだ。この日は湖南チャプターが開催されるということで、私も参加してみることにした。
ちなみに前日はガイド(ゲストは名古屋在住の小野さん)で南湖にいたのだが、雨でバスの活性は非常に高かった。雨が強くて撮影が出来なかったのは残念だったが、サイズは45cmを筆頭に30本弱キャッチすることが出来た。狙ったのはウイードエリアで、雨の影響でバスがシャローに上がり、果敢にベイトを捕食しているところを、TDバイブレーション、LV500でキャッチし、フォローにはミートヘッドのダウンショットリグを使用した。雨はこういった数釣りが出来るので非常に楽しい。
さて話は戻り20日。チャプターでは朝のうちは曇り空だったので、前日良かったエリア(北山田)を狙った。水深は3.3m前後。しかしノンキーは入れ食いだが、キーパーがなかなか釣れず10時の時点でキーパーは2本のみであった。リグは前日と同じくミートヘッドのダウンショットリグ(カラーはウォーターメロンソリッド)。
11時を過ぎると強い日差しが照りだし、気温も水温もどんどん上昇してきた。
そしてあまりにサイズが上がらずノンキーの金太郎飴状態が続いた為、ディープホールに移動し南東角のブレイクをヘビーダウンショットで狙った。すると3投目でバイト。しかし、あまり経験のない強い引きだったので慌ててドラグを緩めようとするが間に合わず、ギューン!プッチ〜ン!…。ハイおしまい。ちなみにワームはゲーリーカットテールだ。さて、バイトした魚は何だったんだろうか?
結局キーパーは2本のままウエイン。結果としては順位・ウエイト共に不満足であるが、周りも総崩れとなっていて、優勝で4.4g弱、5位は3?弱、ポイント圏内ギリギリの40位は1230g、ノーフィッシュは続出というローウエイトのトーナメントだった。
優勝はウイード(場所は不明)をセンコーのノーシンカーで。その他の上位は赤野井沖(センコーのノーシンカー)やディープホールでキャッチしたそうだ。
そしていずれの上位入賞者もキモは「動かさない」と口を揃えて話していた。私も常日頃から人に話していることなのだが(だったらなぜ上位に入れなかったんだ?と言われそうだが)、この時期は晴天(それも無風に近づけば近づくほど)なほどバスはスローになり口を使わなくなってしまう。だから止めて食わすことがとても重要となる。別な方法としてリトリーブを早くしたり、トリッキーなアクションを使ってリアクションで食わす方法もあるが、やはり基本は「動かさない」である。我慢が必要でなかなか根気のいる釣りなのだが、どちらかといえばこれがグッドサイズの望める釣りでもあるので、ウイードの良いエリアやそれにプラスアルファ(アウトサイドエッジやブレイク、障害物など)の要素がからむところを見付けて狙ってみて欲しい。
ではまた良い結果が出たら報告しよう。(JBマスターズプロ 入谷高広)
以上、「週刊つりニュース」掲載