日曜の銀山湖戦では8位獲得でテンションも上々、そして旭川ダム戦本番前の前日プラではフックを折ったテキサスリグで各スポットをチェック。前週後半(銀山湖の試合に行っている間)に急激に水位が減ったことで、前週反応が一番良かった中流域・江与味橋付近エリアの中から一番減水の影響を受けにくいと思われる急な岩盤エリアで数回のグッドサイズらしきバイトを確認。さらに赤土エリアの水中に伸びる張り出しの下流側の急深エリアに竹のレイダウンが絡む場所でかなりの重みのあるバイトを確認することができました。
そして迎えた6月10日、マスターズ・ウェスタンリーグ第2戦、初日の朝です。
旭川名物・長〜いデッドスローエリアを抜けて向かったのは前日ビッグバスのバイトを取ったレイダウンエリア。すぐ上流側の張り出しの沖側には2艇の先行者が入っていたものの自分の場所はノーマーク。
昨日バイトをとったのと同じバグアンツ3インチのテキサスリグを奥にピッチングし枝に絡めながら浮いているであろうバスを狙う。枝の一番手前側に引っ掛け、はずしたあとのフォーリングでヒット! 狙いのビッグバス、40後半〜50クラスです。カバーから引き離し、ボートに寄せるが後ろに走りボート下に突っ込む。しかし瞬間、フッと軽くなりロッドのテンションが無くなってしまいました・・・。回収するとフックはゲイブが広がり、その先端は完全に曲がっていました。狙いのビッグバスを逃したのはショックでしたが、試合なのでここで落ち込む訳にもいかず、フックとルアーを交換しすぐ次のキャストに。またすぐ、絶対に同じくらいのバスがくると信じ次々とカバーを撃つが全くのノーバイト。
前日バイトを取っていたバスはどこかに行ってしまったのか、それとも反応する釣り方が変わったのか?張り出しのディープ側の選手が全く釣れてないのをみて後者と判断。さらにスローフォールで浮いているバスを狙うためにカットテール4インチのノーシンカーにチェンジし、やはり竹のレイダウンの際に落とすと1発でヒット。しかしキーパーサイズ25cmギリギリ。キープしたあとさらにこの釣りで流すがその後は全くのノーバイト。
前日に何回ものバイトを感じた小森ワンド入り口の岩盤もノーバイト。もしかしてかなりタフなのでは?時間は10時を過ぎたころになり朝のビッグバスのミスの重要性にやっと気付き始めました。
ここで第1戦のように迷走しては自滅する、と思い近くの曽母谷ワンドのインレット周辺を細かくチェック。前日あったカレントはかなり弱くなりバスの気配もありません。
ワンドを出ながら要所要所のカバーにテキサスリグを打ち込むが反応は全く帰ってきません。万事休すか・・・!
昼も過ぎ、ここで原点に帰るために朝のバラシスポットの竹のレイダウンに。やはりテキサスには反応がないのでカットテール・ノーシンカーに。やや沖に2本刺さった竹が気になりキャスト、すぐにバイトを取るがミス。少し休め、同じスポットにキャストするとまたバイト、ラインが走るのを待ってフッキング。キャッチしたバスは1本目よりは少しマシなもののスモールキーパーでした。
午後1時をまわり、移動時間も考えるともうほとんど時間はありません。レイダウンのカバーに丁寧にノーシンカーを撃ち込みますがその後バイトはありません。時間的にもうラストキャスト、気になっていた小森ワンドからの岬横のレイダウンが空いたのでカットテールをねじ込みました。入魂のラストキャストにバイト!慎重にランディングしたバスは朝ミスったビッグバスには全く及ばないもののこの日キープできた中では一番のナイスキーパー。
会場に戻るデッドスローエリアの途中、なぜ前日まで好調だったのに朝の1発以降極端に釣れなくなったかをずっと考えていました。前回の試合でもこの旭川ダムは朝一のチャンスを棒に振るとかなり厳しくなることを実感。沢山のビッグバスがいるものの特にスポットがショアラインに集中するためプレッシャーが掛かりやすく、細長いため時間経過と共に行き交うボートの引き波にも弱いという危うさも持ち合わせた湖という分析をしました。
帰着しこの日の釣果・3本のみでウエイン。合計1,078g、39位という結果で初日を折り返しました。
明けて6月11日、トーナメント2日目・最終日です。
この日の作戦は朝のプレッシャーの低い時間帯の間に確率の高いスポットだけを速いテンポで廻ること。デッドスローエリアを経て向かったのは前日の朝、ビッグバスをミスった中流の竹のレイダウン。テキサスリグを数投し移動。小森ワンド岩盤、途中の流れ込み、流れの当たるアウトサイドバンク、すべてノーバイトでワンドを出ました。
次に向かったのは下流のボディーウォーターの竹系レイダウン群。奥までルアーを滑り込ませるものの反応無し。
日が昇り、前週釣れた流れ込みのある小ワンドへ。しかし前週あった流れ込みは消え、カバーも干上がっていました。
移動しまくっている間にあっという間に時間は過ぎ、ノーフィッシュのまま入ったラストスポットは中流・曽母谷ワンド最奥のインレット。細いバックウォーターを慎重に入ったのですが2本のビッグバスがボートに向かって泳いできて、そしてボートの下を通過していきました・・・終わりました・・・。痛恨のノーフィッシュで帰着。順位を大幅に落とし71位でフィニッシュ。
友人の琵琶湖スペシャリスト・金田プロが3位入賞(おめでとうございます!)、そして全国ランキングを争う佐々木くんは4位入賞、さらに大きく水を空けられてしまいさらに自分の暫定ランキングは3位まで下がってしまいました・・・。
今回のキーは水通しとアフター回復、上流の低水温エリアや下流ボディーウォーターを攻略した選手が上位入賞しておられました。
自分はというと前週プラからの流れが直前プラでも続いていることに安心してしまい、トーナメントで掛かるプレッシャーを全く考えていなかったことで自滅してしまいました。初日のミスはタックルセッティングを突き詰めていなかったことによるもので、さらにタイミングとレンジをはずしたことによる悪循環に陥ってしまっていました(「横山くんが出て行ったあとに釣れていたよー」と言われました・・・ショック・・・)。
今年初めて参戦した旭川ダム戦、どうも癖が掴めずリズムが噛み合っていない感じです。はたして残るマスターズ・ウェスタンリーグ最終戦で攻略できるのでしょうか?ほんとにトーナメントは難しいです・・・。