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銀山湖荒行
目次
三瀬谷ダムって?

場所
三重県大台町 三瀬谷ダム
釣行日
2010年6月5日(土)〜6月6日(日)
天候、 風
晴れ
状況
水色、ステイン 水温20℃台
釣果
5日:28cm〜34cm3匹 ウェイト約900g
6日:26cm〜44cm10匹 ウェイト2,460g 準優勝!
ルアー
スワンプクローラーライトテキサスリグ、カットテールワームツネキリグ等。(エコワーム)

――NBC奥伊勢湖宮川チャプター第二戦――

 第一戦は体調不良のため欠場。今回も体調は万全ではありませんでしたが、私にとっては2010年度初のトーナメント。なんとか良い結果を出したいと思っていました。

 例年この時期、私は下流域でパターンを見付けるので、今回も下流域をメインエリアにしようと考えていました。今年は水温の上昇が遅いためネストも考慮して、下流域から前日プラクティスをスタートしました。

6月5日(土)前日プラクティス

 天候は晴れ、水位は満水。準備完了後、下流域へ向かいました。まずはワイヤーロープ下流、下流を向いて左岸のストレッチをスモールラバージグのスイミングで狙いました。キャストして程なくフォーリングで強烈なバイトがありましたが、最初の突っ込みでフックが折れ、バスの姿を見ることなくあえなくバラシ。その後、カットテールワームツネキチリグでフォローしていきましたが、ノーバイト。このストレッチは魚影が薄いと感じ、さらに下流へ向かいました。

 そして、ここ2〜3年この時期に良く釣れる岬を狙ったところ、2投連続バイトがあり、約490gと約280gのキーパーサイズが2匹釣れました。

 ここは今年も釣れると感じ、対岸へ移動。対岸のエリアもここ2〜3年はこの時期に良く釣れていたのですが、今回はノンキーパーがポツポツと釣れる程度。この二か所を今回のメインエリアと考えていたのに、思ったような釣果が得られなかったので悩んでしまいました。

 ここで、上流が気になったので、大きく移動することにしました。とりあえず工事現場まで上がりましたが、なんとなく釣れる気がしなかったので、釣り下って行きました。結果、本田エリアまででノンキーパーサイズが一匹釣れただけ。私には上流域でパターンを見付けることはできませんでした。 

 その後、中流域をチェックしましたが全く釣れず、多度橋クリークの対岸で約200gのキーパーサイズが一匹釣れただけでした。ネストの存在も意識しながらのチェックだったのですが、今回の水色では私には見付けることはできなかったので、ネストのパターンは切り捨てました。最後に、スロープ周辺もチェックしましたが全く釣れず、結局私が釣ることのできたキーパーサイズはたったの3匹だけでした。「明日はノーフィッシュかも…」と悩んでいたところ、他の選手は結構釣って手応えを得ていたようで、さらに気分が落ち込んでしまいました。

6月6日(日)チャプタートーナメント当日

 天候は晴れ。水位は前日よりも若干増水していました。スタート順は「5番」と、滅多にない好スタート。下流域しか思い付かなかったので、ノーフィッシュを覚悟し、スタート後はとりあえず、前日2匹のキーパーサイズが釣れたスポットへ向かいました。 

 到着して、あまり期待せずに、エコスワンプクローラーのライトテキサスリグをブッシュ際にキャストすると、フォーリング中にラインが走りました。半信半疑であわせてみると、直後から強烈な引き!あたふたしているとバスがジャンプし、その姿を見て頭の中は真っ白になりました。全く記憶にないやり取りをし、気が付くと無事ネットランディングしてバスはボートデッキの上にいました。おそるおそるウェイトを計ると約1,200g!

 まさに奇跡の一匹。でも、昨日が全然釣れていなかったことで、「今日はこれで終わりなのかも…」と思ってしまいましたが、気を取り直してラインを結び替え、再度キャスト。すると着底後のシェイキングでまたバイト!でもこれはファイト中にラインブレイク。リグを新しく結び替えキャストすると、着底と同時にまたバイト!しかしこれもまたファイト中に姿を見ることもなくバラシ…。

「これで今日の運は使い果たしたかな…」とガッカリしましたが、他に行く所も思い付かなかったので、その後もキャストを続けました。すると、約15分後に約280g、さらに約15分後に約490gをキャッチ。到着して一時間もかからずに、午前9時までにリミットの3匹をキープすることができました。

 その後、周辺を釣りながら場所を休め、何度か入りなおしましたが、やはりそううまくいくはずがなく、ノンキーパーサイズが2〜3匹釣れただけでした。

 そこで、上流へ向かって少しずつ釣り上がっていくと、前日はあんなに釣れなかったのに、要所、要所でキーパーサイズやノンキーパーサイズがポツポツと釣れるようになりました。狙いは、少しでも岬の形状をしている岩やブッシュです。普通に釣りを楽しむという程度には釣れてくれましたが、入れ替えられるようなキーパーサイズはなかなか釣れませんでした。 

 時間は刻々と経過し、ワイヤーロープの上流付近に差し掛かった時、小さなワンドの中に、増水のため水没している木の枝がありました。何気なくキャストすると、絵に描いたようにバイトがありました。少し枝に巻かれてしまいましたが、5ポンドラインを巻いていたため、強気に巻き上げると、無事に出すことができ、ランディングもうまくいきました。ウェイトを計ると約330g、これで約280gと入れ替えることができ、3匹でのトータルウェイトはついに約2,000gとなりました。時間はまだ午前11時。帰着時間の13:30までは時間があるので、そのまま上流へ向かって釣り進みました。

 あいかわらずノンキーパーサイズや入れ替えに満たないキーパーサイズがポツポツと釣れ、そして迎えた12時、この日二回目の奇跡が起こりました。ルアーをキャストしていると、上流側からベイトフィッシュの群れがバスに追われて私の方に近付いてきました。何気なくそれを見ていると、ついに目で見える距離まで近付いてきました。その追いかけているバスを見ると、結構良いサイズ。

「こんなバスが釣れてくれたらいいのになあ〜」と思って眺めていると、そのバスはベイトフィッシュを追いかけるのを諦めて沈んでいきました。と、その直後、ロッドティップが重くなりました。状況を把握できぬまま夢中であわせると、ロッドティップが水中へ引き込まれるほどの強烈な引き!「これが最後のチャンス」と慎重にやり取りをし、無事ランディングに成功しました。ウェイトは約700g。先の約330gと入れ替え、3匹でのトータルウェイトは約2,400g。

「優勝!? 」の文字が頭をよぎり、以後は集中力も尽き、帰着場所に近いこの場所で漫然と釣りをしていました。そして13:00の帰着受付開始時間になると、いつものように帰着時間一杯まで粘ることもせず、帰着へ向かいました。

 検量の結果、ウェイトは2,460g。ウェイイン率は100%と、全体的には非常に良く釣れていましたが、2kgを超えている選手はあまり聞かなかったため、期待しながら結果を待ちました。

 そして表彰式。優勝は2,660gで、残念ながら私は準優勝でした。トーナメント前日しかプラクティスに入れなかったという明らかな練習不足、やはりラッキーだけでは優勝できませんでした。

 次回のトーナメントは7月中旬。次回はしっかりと練習して、優勝を目標に自信を持ってトーナメントに挑みたいと思いました。

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