釣行日
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2007年10月28日(日) |
場所
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兵庫県 生野銀山湖 |
天候
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晴れ |
風
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微風 |
状況
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水色全体的にステイン。水温13℃前後 |
釣果
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キーパーサイズ1匹キャッチ、ウエイト310g 23位 |
ルアー
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カットテールワームツネキチリグ。ケムケム+シャッドシェイプイワーム |
『帰ってきた銀山湖修行僧、NBCチャプター近畿ブロックチャンピオンシップ参戦記』
≪10月27日(土)前日プラクティス≫
2007年度のNBCチャプター近畿ブロックチャンピオンシップ開催地は生野銀山湖。2005年、2006年と2シーズン情熱をぶつけてきた生野銀山湖での開催ということで、かなり気合が入っていましたが、9月末ごろより崩していた体調が結局回復せず、プリプラクティスは一日も行うことができませんでした。私は、この時期のリザーバーの経験は、ほとんどなかったので、なんとしてもプラクティスで感触を掴んでおきたかったのですが…。
トーナメントの前日となるこの日も体調が悪く、一緒に銀山湖入りする丹羽さんとの約束の時間にも遅刻し、ご迷惑をかけてしまいました。そして、なんとか無事に銀山湖に到着はしたものの、一日中冷たい雨の降る厳しいフィールドコンディションの中、私は小さなバイトが一回取れただけ。キーパーサイズはおろかノンキーパーサイズすらキャッチすることができませんでした。
この日プラクティスに入っていた人たちの中には、かなりの好感触を得ておられた方もあったように聞きましたが、私の場合、トーナメントに出場できるかどうかも危うい体調の悪さ。丹羽さんと温泉に行く途中に見付けた薬局で、すがるような気持ちで買った薬を飲み、就寝しました。(丹羽さん、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした)
≪10月28日(日)NBCチャプター近畿ブロックチャンピオンシップ当日≫
朝目覚めると、前夜の薬が効いたのか、体調がかなり回復しているのを感じました。これでなんとかトーナメントには出場できそうで、まずは一安心。しかし、釣りの方はなんのパターンも掴めておらず不安で一杯、実質的にはぶっつけ本番でした。
タックル準備段階から人数の多さは感じていましたが、ミーティング時に集まった選手の多さにあらためてビックリ、なんと参加者数は114人!また、運営スタッフの方々の盛り上げ方も素晴らしく、(山下会長も来ていましたよ!)体中にやる気がみなぎってくるのを感じ、「なんとしてもウエインしたい!」と思いました。天候は前日の大雨が嘘のようなスカッとした晴れ。これで釣果も良ければ、気分も最高に晴れやかになるのですが、果たして…。
スタート後はまず法道谷筋へ。この時期になると、さすがにヘラ師の姿は全くなかったので、ベストスポットに入れると思っていたのですが、自分の考えていたスポットには全て先行者の姿が…。先行者の方々にプッシュされるようなかたちでろくにキャストもできないまま、あえなく本流筋へ退散。前日唯一バイトがあった周辺を、ツネキチリグのダウンヒル釣法でじっくり狙ったものの、全くバイトなし。
以降、何度も入り直したり、上流域や下流域へも行ったり来たりしましたが、バイトは一切なく、またパターンも全く掴めないまま時間だけが刻々と過ぎていきました。
12時前になり、「ノーフィッシュ」の言葉が頭をよぎり出したころ、朝から気にはなっていたものの、船団が形成されて入れなかった会場前の島周りが、ガラ空きになっているのに気付きました。私はこれまで島周りで一匹もバスを釣ったことがなかったので半信半疑でしたが、後悔するのがイヤだったので直行しました。その時、私とほぼ同じタイミングで島を目指したボートが一艇あり、私よりも少し早く島へ到達。私はその選手の左隣に陣取りました。魚探を見ると、とても急深な地形であることがわかり、島から少し離れると、あっという間に17m、20m…と、私には全く未知の世界。とりあえず島のバンクにツネキチリグをキャストし、ダウンヒルでじっくり狙いました。
すると、先ほどの選手が、キーパーサイズをキャッチ!どうやら一匹目のキーパーサイズだったようで、ライブウェルに一生懸命水を入れておられました。羨ましげに眺めていると、なんと私にもバイトが!考えていたよりもかなり浅いレンジでのバイト!! しかし、とても小さなバイトだったため、一瞬「ブルーギル?! 」と思ったので、少し送り込んで様子を見ていると、ラインがゆっくり動きだし、バスであることを確信。祈るような気持ちでアワセると、確かな手応えが手許に伝わってきました。「ヤッター!! 」難なくランディングにも成功。300gほどの小さなバスでしたが、ダメダメモードだった私には値千銀、とても嬉しい一匹でした。
これに気を良くしてその後もキャストを続けましたが、延々ノーバイト。ふと気が付くと、すぐそばに川本プロの姿が。話を聞けばなんと、朝一で3匹連続キャッチしたとのこと。思わず「優勝じゃないですか!」と言ってしまいましたが、これが後に真実となるのでした。川本プロのボートポジションを見ていると、例の17m〜20mライン。私には到底想像もつかないディープな世界なので、釣るのはとてもムリ、「川本プロだから獲れたバスなのだな〜」と痛感しました。
結局、私にはこれ以上奇跡は起こらず、この一匹のままウェイイン。ウエイン会場に行くと、とても盛り上がっていたのでまたまたビックリ!「ああ、もっと釣りたかったな〜」