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銀山湖荒行
目次
三瀬谷ダムって?

釣行日
2005年9月23日(金)〜25日(日)
場所
三重県 君ヶ野ダム
天候
23日…くもり〜晴れ
24日、25日…くもり
23日…微風
24日…微風、昼頃一時的に強風
25日…朝のうち微風、その後強風
状況
水色は全体的にステイン。ターンオーバー中
釣果
23日…26〜33cm、3匹(3匹のウェイトは約1,000g)
    ノンキーサイズも少々
24日…25〜43cm、8匹(3匹のウェイトは約1,700g)
25日…25cm、28.5cm、2匹(2匹のウェイトは約500g)
ルアー
23日…ロボリーチ他、ジグヘッド、ツネキチリグ等
24日、25日…リミットメイカーハイパーシャッド等
    各種ワーム、ジグヘッドリグメイン

―― 銀山湖修行僧番外編 ―― 修行僧in君ヶ野ダム

君ヶ野ダム強化合宿PART2 <一日目>
『修行僧、ターンオーバーに大苦戦』

 奥伊勢湖宮川チャプター最終戦から約2週間ぶりに訪れた君ヶ野ダム。本当ならこの日から三日間、河口湖にいるはずなのに…。バスプロ選手権に出場できなかったウサ晴らしでは?ともとれるノリで、一週間後に開催されるNBCチャプター関西ブロックチャンピオンシップに向け、三日間の強化合宿を決行しました。

 気合が入っていたわりには、自宅出発時間が遅くなってしまい、到着した時にはすっかり夜も明けていました。現地では、今回修行を共にする丹羽プロと森氏が、ボートセッティングも終わり既に臨戦体制でした。これは負けてられないと、大急ぎで準備を済ませました。湖の状況は、水位的にはこれまでとほとんど変わらなかったものの、水質は非常に悪く、まさにターンオーバー真っ最中、といったコンディションでした。

 最初に向かったのは、いつもどおりの本流筋大規模岬周辺。ここでまず幸先良く26cm、約230gのキーパーサイズをキャッチ。このターンオーバーの進んだ厳しい状況でも、キッチリバスをストックしている大規模岬。正真正銘、君ヶ野ダムの超一級スポットです。でも、あまりにも当たり前すぎて、プラの段階から誰もが叩くため、本番では全く釣れないのが残念。

 今回は三日間の日程のため時間は充分あるということで、ここからは新たなエリアとパターンの開拓のために時間を割きました。シャローは水質が悪く壊滅状態。私がいちばん釣れて欲しいと思っていた大規模岬から上流エリアのミドル〜ディープレンジもイマイチ、たまにノンキーパーサイズが釣れる程度でした。

 昼を過ぎ、「君ヶ野ダムにはバスはいないのでは?」と思うほどキーパーサイズが釣れない状況の中、苦し紛れで入った大規模岬沖側の水深12mラインで、ツネキチリグにこの日2匹目となる27.5cm約280gをようやくキャッチ。約4時間ぶりのキーパーサイズでした。しかし、このディープパターンも、あとは20cm前後のノンキーパーサイズが延々釣れ続くだけで、どうもキーパーパターンとは違う感じでした。

 その後もキーパーサイズが釣れない時間が続き、午後5時30分ごろにスズメバチの巣がある岩場前の水深9mラインで、やっと納得のできるキーパーサイズ、33cm、約460gをツネキチリグでキャッチできましたが、これは完全にトーナメントの時間帯から外れた時間だったこともあり、アテにはならず、到底パターンとはいえるものではありませんでした。
 しかし、ここで今回の修行、いや私のこれまでの考え方を大きく変える出来事が起こりました。ふと目線を大規模岬沖に移すと、水深約15mライン付近に浮いていた丹羽プロ艇のバックシートでキャストしていた森氏がフッキングの動作、その直後ロッドが大きくしなる!私が散々叩いた後だっただけにショックが大きく、森氏がキャッチされるまでの一部始終を凝視しました。森氏がキャッチされたのは、約800gあるナイスサイズでした。ここで森氏が一言、「中層で釣りました」。この言葉で、まさに私の目からウロコが落ちました。言葉で表せない感覚、一気に視界が開けていくような、そんな感覚が自分の中に満ちていきました。「この感覚があれば、明日はもっと釣れるハズ」そう感じたので、この日はこれで実釣を終了しました。

 夜はいつもどおりのコース、一志やすらぎの湯→来来亭→君ヶ野ダム公園でビールを1杯→就寝。今回は、丹羽プロ、森氏が道連れとなりました。森氏もこのまま三日間の修行を慣行しそうな勢いで来来亭まで来られましたが、翌日以降に所用があるとのことで帰って行かれました。残念。というわけで、今回私の巻き添えを喰らったのは丹羽プロ、スイマセン。でも楽しかったので許してくださいね。

――― 強化合宿PART2 一日目終了―――


君ヶ野ダム強化合宿PART2 <二日目>
『修行僧、ついにキーパーパターン発見する!! 』

 前夜、来来亭にて森氏より「中層の釣り」の核心をじっくり聞き出し、前日終了間際に感じた感覚を煮詰めた修行僧。森氏がこの釣りでメインにしていたのはスワンプクローラーのワッキーリグでしたが、私の釣り感覚にフィットしそうに感じたのはジグヘッドリグであったため、この日のメインはジグヘッドリグに決定しました。

 天候はくもり、少し肌寒さを感じましたが、水温は前日24.4℃だったところで24.3℃、水質、水位も前日とほぼ変わらなかったことで、湖の状況は前日と同じであると判断しました。まずはいつもの大規模岬で25cm、約200gをキャッチし、釣り感覚を掴んだあとは、私がメインに考えていた、大規模岬〜上流部からひとつ目のカーブ付近のエリアへ向かいました。

 釣り方はハイパーシャッド等小型ワームをセットしたジグヘッドリグでスイミングとフォールを組み合わせ、「中層」を意識し、この日の「釣れる水深」を見付けることに全力を尽くしました。この「釣れる水深」を見付けるのに意外と苦労し、10時30分ごろようやく2匹目のキーパーサイズ26.5cm、240gをキャッチ。これで感覚が掴め、同エリアで24〜24.8cmのナイスノンキー?が連発、期待は膨らみました。そしてついに、このパターンを決定づける一匹がバイト!強烈な引きに耐え、無事キャッチできたのは、自身君ヶ野ダムで2匹目となる40アップ、43cm、約1,200gでした。


43センチ約1200グラムです。

 この後は、40アップこそ釣れなかったものの、要所要所で26〜28cmのキーパーサイズをコンスタントにキャッチすることができ、やっとキーパーパターンと呼べるパターンが見付かったと思いました。修行仲間の丹羽プロも、前日に森氏と丸一日同船していたことで、当然このパターンを掴んでおられ、満足の行く釣果を得られたようです。嬉しさのあまりか、丹羽プロはこの日で修行を終える予定だったのに、修行三日目突入を決意されました。ここに新しい修行僧の誕生です。

 丹羽プロが修行日程を延長されたことで、当然この夜も、一志やすらぎの湯→来来亭→君ヶ野ダム公園でビールを1杯→就寝、のパターンが成立、修行僧シリーズが始まって以来の二日連続楽しい夜を満喫することができました。ところで、修行とは本来厳しいものでは?ま、いいか!

――― 強化合宿PART2 二日目終了―――


君ヶ野ダム強化合宿PART2 <三日目>

 最初は長いと思っていた三日間の日程も、気が付けばもう最終日。この日も朝からくもり。三日間のうちでいちばん寒い日となり、レインウェアを上下着込んでの実釣スタートとなりました。

 まずは、大規模岬上流側、スズメバチの巣がある岩場前付近より実釣を開始しました。すると前日と同じパターンで幸先良く28.5cm、約300gのキーパーサイズをキャッチでき、ひと安心。その後もノンキーパーサイズがポツポツと釣れ続きましたが、このころから風が徐々に強くなり、次第に台風並みの強風が吹きはじめました。しかも、方向性が定まらず、いったん止まったと思ったら、また突然別方向から突風が吹き、ついには白波まで立つという、最悪のコンディションになってきました。このような厳しい中、なんとか25cm、約210gのギリギリキーパーサイズをキャッチできましたが、もうとても釣りをしていられるような状態ではなくなってしまいました。

 ボートトレーラーに不具合があったため、この日は早めに切り上げてショップへ行く予定にしていたので、12時ごろに修行を終了しました。せっかくパターンを掴みかけていただけに、とても残念でした。

 来週はいよいよ本番。今回のように強風が吹き荒れたり、また急な冷え込みがあったりして、この一週間の間にどれだけ状況が変化するか、非常に気がかりでしたが、これまでの修行の成果を信じ、全力でぶつかるのみです。

 君ヶ野ダム、三日間どうもありがとうございました。どうか本番でも釣らせてください!!

――― 強化合宿PART2 全日程終了―――

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