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銀山湖荒行
目次
三瀬谷ダムって?

釣行日
2005年9月11日(日)
場所
三重県 君ヶ野ダム
天候
晴れ〜くもり
微風
状況
激ニゴリ。上流域よりやや澄み始め
釣果
ノンキーサイズ山盛り。キーパーサイズ2匹
ルアー
エコワーム各種、ジグヘッド、ツネキチリグ等

―― 銀山湖修行僧番外編 ―― 修行僧in君ヶ野ダム


トーナメント当日、スタート時の様子です。
佐藤プロ、カメラ目線をありがとうございました。

NBC奥伊勢湖宮川チャプター最終戦<当日>

 9月11日(日)、奥伊勢湖宮川チャプター最終戦当日。緊張のためか、早めに目が覚めてしまい、夜明け前から準備を始めました。水位にはほとんど変わりなし、夜が明けて辺りが明るくなってくると、スロープ周辺の水色は前日と同じく茶色であることもわかりました。

 最終戦の参加人数は35人、スタート後は、ノンキーサイズメインながらも、唯一前日感触の良かった上流域を目指しました。参加人数は君ヶ野ダムのキャパシティを考えると比較的多い方でしたが、意外に下流域や中流域を狙う選手も結構いたので、自分が狙うエリアにはすんなり入ることができました。

 エリアに入って、まず気付いたことは、前日より流れが弱まっていたことと、最上流域の水色がさらに澄み、その少し下流側エリアにある水色の変わり目がよりはっきりしていたことでした。結果、私がメインとしていたエリアはクリアエリアに変貌しており、ボトムは丸見え状態でした。一応、狙ってはみましたが、やはり無反応、なんの気配もありませんでした。また、最上流へ向かう選手が頻繁に通り過ぎるエリアでもあるため、そのプレッシャーから、新しいバスが入ってくるのも難しい状況であると判断しました。幸いにも、私がサブメインに考えていた、前日のノンキーサイズ入れ食いエリアはノーマークであったため、先に気になっていた下流域と大規模岬周辺の様子を見に行くことにしました。

 下流域は前日の状況とほぼ同じで、私にはノーカンジ、大規模岬周辺でも、気配を感じ取ることはできませんでした。これで、私が気になるエリアは全て消えたので、サブメインと考えていた、流木エリアを集中して狙うことができると思いました。

 戻ってみると、ノーマークエリアにボートが2艇、暫定年間順位トップ5に入っている佐藤プロとT中氏でした。やはり、この二人は私が気付いていることは全てお見通しのようでした。流石です。佐藤プロに話を聞くと、すでに1匹キープしているとのこと。先にやられてしまった感があったので、少し離れた下流側からキャストを開始しました。ここはショアラインとほぼ平行にブレイクラインが入っており、上流に向かって少しずつ浅くなっていく地形です。このブレイクラインに沿い、上流へ向かって探っていくと、ようやくバイトが!ドキドキしながらやり取りしましたが、これは残念ながらノンキーパーサイズでした。そのまま、浅くなっていく上流側へ向かって釣り進むと、ブレイクがちょうど上がりきってフラットになるスポットに流木の塊があり、そこでノンキーパーサイズのバイトラッシュに突入。私が前日プラ終了間際にノンキーサイズを入れ食ったのはこの塊の上流側、しかしそこはすでに佐藤プロが陣取っていたので、これ以上上流側にポジションを取ると邪魔をしてしまうので、この塊から下流側をマイウォーターにし、キーパーサイズをなんとか混ぜたいと考えました。

 このスポットは、ブレイク沿いにシャローへ上がるバスの、まさに通り道のようになっており、ブレイクを上がりきったところにあるこの流木の塊へ次々バスが差してきていることがはっきり感じ取れる釣れ方をしました。このバスの動きに、私のジグヘッドミドストがピッタリはまり、面白いくらいバイト、バイト、バイトの連続。しかし、釣れてくるのはノンキーパーサイズばかり。釣った瞬間にノンキーパーとわかるものから、スケールにあてて24cm、24.5cm、24.8cm、となるサイズまで様々でした。

 このような中、やっとの思いで25cmジャストのキーパーサイズをキャッチすることができました。ホッとしたところで、ふと周りを見渡すと、知らぬ間に船団が形成されており、気が付けば佐藤プロと並んでキャストするしかないほどになってしまいました。佐藤プロの邪魔をしないように注意を払いながらキャストを続けましたが、やはりノンキーパーサイズのオンパレード、既に何匹キャッチしたのかわからなくなっていました。一方の佐藤プロは私と比較するとバイト数は少ないものの、着実にノンキーパーサイズにキーパーサイズを混ぜ、あっという間にリミット達成、遂には入れ替えまで・・・。

 佐藤プロはツネキチリグメイン、釣りのリズム、狙いどころも私と違っていることは気付いていましたが、私には今さら釣りのリズムを変えることはできず、このままノンキーパーサイズを釣りまくってキーパーサイズを混ぜる方法を選びました。そこでようやく1匹目よりは余裕のキーパーサイズ(とは言っても26〜27cmくらいですが)をキャッチ、リミット達成まであと1匹というところまで迫りました。

 ますます船団が厳しくなりましたが、なぜか全く気にならず、釣り続けることができました。しかしここで遂に恐れていたことが起こりました。私の狙っていたスポットの真上で、ハイパワーエレキを全開で踏んだ人が・・・。これを境に、たちまちバイトはなくなり、入れ替えの済んだ佐藤プロはこの状況を見切って移動されましたが、私はどうしてもあと1匹が欲しかったので、ついつい粘ってしまいました。でもやっぱり状況は一向に改善しないので、私もいったんこの場を離れました。しかし、私にはこの状況では、他のエリアではどうしてもバイトを取ることができませんでした。

 残り時間が少なくなってきたところで、再度先のエリアに戻ってみるとガラガラになっていました。そこで早速、流木の塊際にジグヘッドをキャストすると、絵に描いたようなバイトが!これがキーパーサイズならまさにメイクドラマ、ドキドキしながら慎重に寄せ、バスの姿が見えた瞬間にネットランディングしました。震える手でスケールをあてましたが、無情にも24.8cm・・・。もうこうなったらここで心中するしかないと思い、時間一杯まで粘りましたが、その後はノンキーパーサイズすらキャッチすることができませんでした。

 厳しいフィールドコンディションの中、せっかくバスの集中するスポットに入れたのに、リミットを揃えることができず、とても悔しい思いをしました。でも、この状況なので、釣ってきている人は少ないハズ、と少しは期待していたのですが、意外にもウェイインする人は多くいて、しかも私のウェイトは2匹で380gという、信じ難いローウェイトでした・・・。

 結果、35人中、16人もの選手がウェイインしており、ウェイイン率は45%、私の順位は9位でした。気になる年間順位の方は、第4戦以降、3戦連続全て表彰台入りを果たした佐藤プロが、劇的な逆転1位、あとの順位はトップ5の人たちが手堅くポイントを取ったこともありほとんど変わらず、私も5位のままフィニッシュでした・・・。年間5位は私のこれまでのチャプター年間順位で最高の順位でしたが、不完全燃焼感が残るとても複雑な気持ちのまま、今シーズンを終えることとなりました。来年こそは必ず・・・!!

 一方で、NBC関西ブロックチャンピオンシップの出場権は2年連続で獲得できました!こちらは素直に嬉しく感じました。そして会場はここ、君ヶ野ダムに決定。

 このチャンスを生かすべく、トーナメント開催日までに再度強化合宿を決行、万全の体制で挑もうと思います。

 今度こそ、必ず、納得のいく結果を出しますよ!!

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