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銀山湖荒行
目次
三瀬谷ダムって?

釣行日
2005年5月22日(日)
場所
滋賀県 西の湖
天候
雨、雨、雨…
微風
状況
水色はステイン〜ニゴリ。満水
釣果
約300〜900g、4匹。3匹で2,008g、6位
ルアー
TDバイブレーションのみ

―― 銀山湖修行僧番外編 ――  
奥伊勢湖宮川チャプター第4
戦リミットメイカーカッ
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n西の湖 本戦 修行僧、プラ王になる…

 5月22日(日)、奥伊勢湖宮川チャプター第4戦当日、雨!バスの活性が上がり、まさに巻モノパターン炸裂!前日以上の釣果が望める!! 今度こそ優勝!!! と、この時点では、ひとり喜んでいましたが、後に青ざめるような結果が待っているとは夢にも思っていませんでした。

 この日は、私の心の友、佐藤プロも出場。佐藤プロは仕事の関係で、前日プラに入れなかったため、かなり不安そうでしたが、三瀬谷ダムの頃から、佐藤プロは前日プラに入らない方が、当日良く釣れる、というジンクス?があったので、「今回は優勝では?! 」などと、仲間内で失礼な冗談を言っていましたが、果たして…

 そうこうしているうちに、トーナメントがスタート。私は余裕をかまして、北面のリーズ沖から、本命の南面沖まで流していくという作戦を実行しました。狙いのエリアに到着すると予想どおり全くのノーマークエリアだったので、思う存分攻めることができました。

 まずは、2投目にノンキーパーをキャッチ。そしてそのまま南面へ向かって釣り進むと、狙いどおり40アップのバイト!しかし、最初の突っ込みに耐え切れず、ウィードに突っ込まれあえなくバラシ!!「まあ、このペースでバイトするなら、まだ大丈夫だろう」と自分で自分をなぐさめてキャストを繰り返し、ついに前日デカイのをバラシたエリアに到着。

 ドキドキしながらリーリーングしていると、果たして同じようなシチュエーションで同じような強烈バイトが!「これは、絶対にバラシたらアカン!」と自分に何度も言い聞かせ、慎重にやりとりしていましたが、またもや前日の再現のように、バスは一気にロッドをバットまで絞り込みました。スプールからラインが勢いよく出ていき、そしてウィードへ突っ込まれてしまいました。「アッ!」次の瞬間、バスはウィードの塊に化けてしまっていました…ショック。

 しばらく、手足の震えが止まりませんでした。

 さらに南へ進むと、S田プロと出会い、「もう、1匹獲れているよ〜」とのこと。そのさらにシャロー側には佐藤プロの姿が。S田プロによると、佐藤プロはすでにグッドサイズを2匹キャッチしているとのこと。やられた!!

 ふと気付くと、前日までノーマークだったエリアにボートの数が増え、しかもみんな同じような釣り方をしている。なぜバレたんだろう…。おまけにみんな結構釣れている様子。私の焦りは頂点へ。「今日は、バイブレーションパターンと心中」そう決めていたので、延々キャストを続けましたが、私には全くのノーバイト。

 かなりの時間が経過し、ふと我に返ると、周囲のほとんどの人たちが、ラトル入りのバイブレーションをキャストしていることに気が付きました。実は私、プラの段階からサイレントタイプをメインに使用していました。その方が、釣れてくるサイズがデカかったからです。でもここまで、同じ釣りをしていて、私にだけ釣れないということは、理由はこれしかありません。サイレントへの未練があったので、とりあえずウーファータイプ(重低音)に変更。すると数投目にやっとバイトが!少し離れたところにいたS田プロに「バラシたらアカンよ!」と励ましてもらったおかげで、今度こそ無事キャッチできました。ウェイトは約900g。先にバラシた2匹とはくらべものになりませんでしたが、とりあえずまず1匹。でもその後はノーバイトが続きました。

 釣れない時ほど時間の経つのは早く、気が付けば時間は12時前。朝からバイブレーションを投げ続けていたので、少し疲れてきたため、リーリングスピードを落とすとバイト!約300gでしたが、やっと2匹目をキャッチ。

 ここで少し考えました。私がプラの段階から掴んでいたパターンは、超高速巻、途中に1回とボート際で1回、ストップを入れてバイトのタイミングを取るといったものでした。でも、その釣り方ではこの日はさっぱり。にわかにバイブレーションをキャストし出した人が、ラトル入りで普通のリトリーブで普通に釣っている。また、私が好釣果を出していたのは全て晴天の日。

 つまり…私の仮説はこうです。晴天の日は、いくら水が濁っているとはいえ、水中は明るいのでバスがルアーを見付け易い、だから早い動きであっても充分リアクションでバイトさせられる。一方、ローライトコンディションだと、バスの活性は高いものの、水中は暗く、バスがルアーを見付けにくい。そういう場合は、音で気付かせ、見せてバイトさせる。そういえば昔、岸釣りで夜釣りをやっていた頃、断然ラトル入りが良かった。もしや、これか?

 バイブレーションをノーマルサウンドに変更し、早速それを試し始めたところ、いつの間にか近くに居た佐藤プロに「どうですか?」と声を掛けられました。「ダメです」と答えているところに、待望のバイト!慎重に寄せ、念のためネットランディング。約480gでしたが、これでようやくリミットが揃いました。やはり、バスにルアーを認識させることをイメージしながら釣るとバイトがありました。ようやく気付いたこの日のパターン、帰着時間は13時。12時を過ぎ、人が少しずつ減っていく中、このパターンを追い続けました。

 ほとんど人がいなくなった12時40分ごろ、ようやく待ちに待ったバイトが!手応えからしてキーパーサイズは確実。これをミスしたら、もうキャストを続ける時間はありません。慎重に慎重に寄せ、ネットで確実にランディング。40アップ!とまではいきませんでしたが、約700gのナイスキーパー。約300gと入れ替え、ネットもロッドもそのままで、前後のエレキ全開、大急ぎで帰着に向かい、なんとか時間に間に合いました。
ウェイインの結果は2,008g。微妙なウェイトだったので、一応写真撮影がありましたが、結局、泣くに泣けない、152g差の6位。今年もまたやってしまいました…。

 優勝は3,200g、準優勝は3,040g、そして3位は2,920gで佐藤プロ、オメデトウ!(次は勝たせてもらいますよ!)

 今回は完全にプラ王になってしまった修行僧。今後は、プラクティスのプランをもっとよく考えて行わねばならないと痛感しました。次の出場予定トーナメントはついに私の本番、6月19日ウェスタン生野銀山湖第一戦です。良い結果が出せるように、銀山湖で修行あるのみです!!

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