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2000年「よもやま話」【12】

マナーについて

 今年の夏はホントに猛暑だったが、最近は日中を除けばグッと秋らしくなってきて過ごしやすくなった。もうすぐ三十路を迎え(悲)体力も急降下中(これまた悲)の私でさえ、夏バテもなくなり、一日中夢中になって釣りを楽めるようになった。これからの季節はバスが徐々にシャローに向かい始め、寒い季節に向けての荒食いが始まるので陸っぱりアングラーにはチャンス到来といった感じだろう。現在でも北山田や赤野井のシャローではセンコーのノーシンカーが威力を発揮し、グッドサイズが多く釣り上げられているので今後も楽しみである。

 さて今回は最近気になるマナーについて一言。

 最近エリに向かってキャストしている釣り人を非常に多く見かけるようになった。そして私が注意するとしばらくエリから遠のくものの、時間が経って戻ってみるとまたエリに向かってキャストしていたり、タチの悪い場合はロープを使ってエリにボートを括り付けて釣りをしている。本当にこれでいいのだろうか?

 私としてはハッキリ言って絶対にそのような行為を止めてもらいたいと切実に思う。たしかに魚が集まる場所なので釣りをしたい気持ちもわからないでもないが、それ(エリ)を設置した人はそれを使用して魚を捕獲し生活をしているのである。もし逆に自分が設置したエリだったら、それに向かって釣りをしている釣り人を見てどう思うだろう。自分の生活基盤を荒らされていると感じて、怒るのではないだろうか。また、漁の最中にエリに引っ掛かったルアーなどで手が傷ついてしまった漁師の方は少なくないそうだ。

 常に相手の立場になって考えてもらいたい。別にエリでなくても釣りはできるしバスは他の場所にも沢山いるのだ。わざわざ他人に迷惑をかけてまで釣りをする必要はまったくないのではなかろうか。

 最近は湖や河川などをあたかも私物化している人が多く感じられる。琵琶湖の名物観光船のミシガンやビアンカがジェットスキーに囲まれ航行しにくくなっているし(まるで暴走族だ!)、ヨットの練習をしている前を高速で抜けるモーターボートもよく見かける。当然湖は信号もなければ道路もない。言うなれば無法地帯とも言えるかもしれない。そして最近は水上警察も頻繁にパトロールする姿を見かけるようになり、間違いなく湖上のモラルが危機的なところまで下がってきているのを感じる。

 この記事を読んでくれている皆さんは少なくともそういった行為をする人たちではないことを願いたい。そしてこれからも楽しくバスフィッシングを楽しめるようモラルのある行動を常に意識して欲しい。ではまた次回。

以上、「週刊つりニュース」9月中旬掲載

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