2007年8月26日（日）、総勢26名のアングラーが集まり、愛知県唯一の天然湖である油ヶ渕を舞台に「2007ランカーズ第6戦リメガネの坂本カップ」が開催されました。

　今大会は暑さを考慮して、涼しい時間帯から開催しようと通常のスタート時間から1時間早めて開催しました。よってモーニングバイトの期待が高まるわけで、まずはTOP系のハードルアーを準備する参加者が多くいたようです。これが吉とでるか凶とでるか（？）

　トーナメント当日は快晴。5時30分スタート。選手は思い思いの場所へ向かいました。今回も新川、高浜川の両水門が閉じていたため水量としては満水でした。そのためポイントとなる範囲が広くなり、ウイードフラットは狙いづらい反面、普段あまり水深のないドシャローがポイントが絶好ポイントとなりました。

　そして6時20分頃、よっしぃ〜☆さんが釣り上げたと連絡が入りました！検寸係が向かうと29cm。よっしぃ〜☆さんは朝鮮川河口のシャローでジャバスティックのノーシンカーを使用してキャッチとのこと。実はこの魚をキャッチする前にほかのバス（たぶん）をバラシていたとのことで、まさに直後のリベンジということでした。おめでとうございます！

　その後は、膠着状態が続きました。しかも涼しかった時間も日が昇るとともに気温が急上昇。アングラーの集中力が徐々に奪われていく状況の中、バイトも徐々に遠のいていきました。はっきりいって真夏ですよ、これは。ま〜岐阜県では日本の最高気温を上回ったくらいですから、ここ愛知県でもホント暑さは半端ではないのです。

　しかし状況が暗転してしばらくすると、新川の水門が開門！上流から下流へ急速な流れとともに、徐々に水位が下がっていきました。するとこの状況に反応した選手から即座に実績のあるポイントへ移動を始めたのです。

　そんな中、ツブ君から釣れたとの連絡が入りました！検寸係が向かうと35cm。見合橋から東方面にあるシャローフラットで、ポイントに入って1投目、ブラック＆パープルのラバージグにシュリンプ系のトレーラーのセットを使用してキャッチしたとのことです。しかもウエーダーを使用！この頑張りにおめでとう！って感じです。

　そしてこのままタイムアップ。結果的にはツブ君がよっしぃ〜☆さんを逆転して大会を終えることとなりました。どちらも厳しい状況下で釣り上げた貴重な2本です。おめでとうございます!!

　今年の油が渕は厳しい釣況が続いています。この原因の一つとして、前大会で考えられた時間帯の件は、1時間早めることで釣果として一応の結果は出ました。早めたことは良かったと思います（次大会も早めることになっています）。

　そして水門が開門するかしないかは最重要のファクターですが、やはり昨年と違うのはウイードの生育だと思います。ボートやフローター禁止のレイクにおいて、沖の状況を知るのは難しいのですが、ショアから可能な限りの情報を整理してみると、バスの個体数が減ったという考えよりもバスのポジショニングが変わったと考えるのが適切です。現実、朝鮮川や半場川へ行くと、ハイプレッシャーですが多くのバスが確認されています。
　今年は残り3戦となりましたが、この状況を打破すべくフレキシブルな発想が釣果を左右するものと思われ、次大会以降に期待したいと思います。

　表彰式では、サイトフィッシングに欠かせないレンズ“シューティングレッド”で有名な「メガネの坂本“アルファーサイト”」の展示や体験会、そしてレンズの効果がよく分かる映像を大公開。さらに恒例のじゃんけん大会はもちろんのこと、今回は特別に某炭酸飲料の早飲み大会（500ml 最高11秒!! ）や参加選手からの多くの差し入れ（ありがとうございます!! ）など、大盛況のうちに幕を閉じました。次回「ランカーズ第7戦（冠未定）」は9月23日（日）に開催。初めての参加も大歓迎ですので、興味を持った人は参加してみてくださいね。