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横山的・黒鱒釣競技生活
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STAMP NOTE

釣行日
2005年1月30日(日)
場所
和歌山県 七川ダム
天候
くもり
時々かなり強め
状況
水質・・・やや白茶濁り
水位・・・満水から10mほど減水
水温・・・7.0度〜8.2度
釣果
41cm・1本
ルアー
ラバージグ・ラウンドタイプガード付き1/4oz + パワーホッグ3in

真冬の激シャロー撃ちにシビレたーっ、の自主トレ最終日

 自主トレもいよいよ最終日。前日の晩から冷たい雨が降りかなりの強風が車を揺らし、明け方に寒さで目がさめた。外に出てみると雨こそ上がったものの前日までとは比べものにならないほど寒く、クリアだったスロープ付近も風の影響で白濁りが入っていた。

 この日のテーマは「冬のシャローの可能性」。

 前日まででディープのパターンはほぼ把握できたので最終日となるこの日はメタルジグを完全封印。本来の自分のスタイルであるシャローゲームのみで挑んでみることにした。とはいうものの水温は明らかに下がり減水でカバーはほとんど無い。打ち付ける強風の影響で前日までよりシャローに濁りが入ったのがせめてもの救いだった。

 まずは初日にチェックした時点で比較的高水温だった平井川筋からスタート。平井川入り口付近から時計廻りに探っていくことにする。まずは入り口にある立ち木群をマイキーで流す。しばらくそのまま流すが少しレンジが浅すぎる気がし、さらにカバーにタイトに引きたかったのでスピナーベイトのDゾーン3/8ozに変更、岬や岩盤の張り出し、たまにある倒木などをかすめながら上流に向かってキャストを続ける。たまにニシキゴイに遭遇するがこれもシャローに生命感がある証拠と信じ流し続ける。

 1時間ほど流したところ中流域に差し掛かりある岩盤の張り出しにキャスト。岩盤のエグレの下を通したところ待望のバイト。ギラリン、と光って反転した魚体はあきらかにデカい。しかし次の締め込みの後、寄せてくる途中で突然フッと軽くなってしまう。うっわぁ、やってしまった・・・バラしちゃいました。

 シャローにまだまだ可能性があることは確信できたのでそのまま平井川支流・添野川に入りキャストを続ける。上流エリアはカバーも少なく浅いフラットが広がっていたので、フラットから落ち込む川筋のブレイク中心にジャークベイト・X−70で広く探ってみるが前夜の冷たい雨の影響かチェイスしてくる魚もいない。

 添野川を下りながら再びDゾーンで流し平井川上流でもジャークベイトを試すがノーチェイス。平井川・左岸を下流に戻りながらDゾーンをメインに日が差してきたのでたまにあるプアカバーにパワーホッグのテキサスリグを撃ち込んでいく。ノーバイトのまま平井川筋のショアラインを全て撃ち尽くしたときにはもうお昼の12時。とりあえず昼食にスロープに戻る(この日もまたまたカップ焼きそば)。

 前日の巨大流木群のことを思い出し午後からは下流に流されたであろう流木溜りをテキサスリグで廻ってみることにする。下流エリアの各ワンド奥にはやはりあの流木群が溜まっており「狩猟本能・全開」で片っ端から撃って走るを繰り返すが反応は返ってこない。なかでも一番ゴージャスに流木が溜まっていた吸水口周りを徹底的に攻めるがここでもノーバイト。そのうち暗雲が掛かり、冷たい風がピューピュー吹いてきた。

 この日のタイムリミットはPM3:00。

 絶対に成立させてやる、と半ば意地で可能性のありそうなシャローを探すとスタート地点・上流側に日当たりのよいワンドが。なんとなく気配を感じたのでそーっと進入。ワンド上流側から目に見えているカバーを1つ1つラバージグで撃っていく。最後にワンド内下流側の水深1mほどのところにうっすらと大きなスタンプが見えたので根元左側にラバージグを撃ち込む。

 フォールさせアクションを付けようとすると待望の生命感が・・・・・シビれました。一瞬スタンプの根に巻かれそうになりながらも抜いたバスは41cm。真冬、水温低下でもシャローは“アリ”です。
信じてやり続けると結果は後から付いてくることを教えてくれた一匹となりました。


メッチャ、シビれたシャローでの1本。
真冬でもシャローは“アリ”です。

  この時点でPM3:30。大急ぎでスロープに戻りタックルをかたづけボートをカートップ。何ともいえない充実感のうちに京都の自宅へと戻るのでした。

 今回の七川トレーニングで得られた教訓はパターンは決して1つではないということ。ストロングなパターンが1つ存在してそれが崩壊したりトーナメントのプレッシャーで沈黙しても、人があまりやらないB級、C級エリアでしっかり釣り方を見つけているとなんとか切り抜けられる可能性が出てくる、ということでした。それと最終日シャローカバーを撃っていて感じたのですが特に二股になった立ち木にはびっしりラインが巻きついていることが多かったです。みんな故意にラインを切っているわけではないと思いますが・・・・。最大限の努力でルアーを回収するように心掛けましょう(ルアーももったいないですしね!)。

 ここ七川ダムは本当にワイルドなフィールドで来る度毎回野生動物に出くわします。以前に来たときには、日暮れ前釣りを終えボートを走らせていると立ち木が二本こっちに向かって泳いできました。よく見ると映画「もののけ姫」に登場するシシ神様のような立派な角をしたオス鹿が頭だけ出して泳いで湖を渡っていました。他にもニホンザル、テン、キツネ、キジなどもよく見掛けています。そんなフィールドの中でずっと釣りが出来るようにしていきたいものです。

 冬のバスフィッシングは特にメンタル面がかなり鍛えられます。シーズン本番に絶対生かされますからみなさんも積極的に出掛けてみてくださいね。それでは。

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