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横山的・黒鱒釣競技生活
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真冬の猛特訓・自主トレin七川ダム

 今回は、ふと思い立って和歌山県にあるリザーバー・七川ダムに3日間の予定で自主トレに行ってきました。きっかけはこの連載第一回でも紹介した奈良チャプターでの惨敗。自分のステップアップのために望んだ冬のトーナメントで地元バサー達に完全に敗北してしまいました。来たるマスターズ戦までに技術面、体力面、メンタル面ともに向上させ良い流れで試合を迎えたい、という思いでこの冬は自分を鍛え直すことにしました。

 トレーニングの舞台に選んだ七川ダムは紀伊半島のほぼ南端に位置しており冬でも比較的温暖。バスの歴史は古いながらまだまだ個体数は多く、数年前まではイージーに釣れる湖でした。最近は交通の便が良くなった事やチャプタートーナメントが開催されるようになりプレッシャーが高くなりましたが、そのことが逆に本来のバスフィッシングの魅力であるパターンを当てはめバスを探し出し、しっかり釣っていくという作業を面白くしていると思います。

 京都の自宅から奈良県を南下。国道169号線で池原・七色ダムを横目に熊野市で国道42号に。熊野灘を眺めながらさらに南下し古座町から古座川沿いを走り抜け自宅から約6時間で本州最南端のリザーバー・七川ダムに到着しました。

冬のディープのヒントはこれかぁ、の自主トレ一日目。

釣行日
2005年1月28日(金)
場所
和歌山県 七川ダム
天候
晴れ
無風〜弱風
状況
水質・・・ややクリアウォーター
水位・・・満水から10mほど減水
水温・・・8.2〜9.6度
釣果
41cm、44cmの計2本
ルアー
メタルジグ・ワサビー18g(シルバー)

 湖には朝の9時30分ほどに到着。「水、全然ないやん」。湖面が崖の遥か彼方だ。おまけに誰一人釣りに来ていない貸切状態。なんとか一人でボートを降ろせそうなスロープ状になった斜面を見つけ、ボートをセッティング。前回の池原チャプター戦で見つかった電装系のトラブルを応急処置。その他トラブルが無いかをチェックしていく(こういったメンテもシーズン前の自主トレの目的の一つです)。そんなこんなをしているうちに時刻は11時に。とりあえずお湯を沸かし早めの昼食を摂ってしまう(インスタント焼きそばです)。ラインを巻き直しタックルをセッティングしてスタートしたのは正午過ぎ頃。

 水温はスロープ前で8度台後半。この日は天気がよく、日差しがポカポカと暖かくさすが南紀という感じだった。

 この日のテーマは「いかにパターンを早く見つけ出すか」ということ。本戦中前日までのパターンが崩壊し、試合中にアジャスト出来ないまま終ったことが何回もあったのでその場その場ですばやく冷静に状況把握をできるようになる為だ。

 まずは湖全体を把握するため本流筋からボートを走らせる。上流に向かうにつれクリアだった水質は緑っぽく濁りが入ってきて水温もバックウォーターで7度台まで低下していてベイトも見えない。これで本流側のシャローは無しと判断、下りながらディープエリアの地形とベイトの有無を魚探で確認する。

 次に入ったのは支流・平井川方面。この平井川は本流筋と比べシャローが多く日当たりの良い場所が多いことから水温上昇が期待できるエリア。ここでも上流エリアから状況を見ていく。本流筋とは違い上流に向かうにつれ水温が上昇しバックウォーターでは何と水温10度台。しかし、あまりにもジンクリアでニゴイが一匹いる以外全く魚は見えなかった。

 平井川のさらに支流の添野川にも入ってみるがやはり水温が高いものの全く魚がいない。とはいうものの平井川筋は全般的には水温が高めで水質もいい感じだったのでシャローの可能性も感じた。

 最後にダムサイト方面の下流域。このころ(PM2:30)になると日当たりの良いところでは水温も上昇し9度台前半ほど。湖で一番安定しているエリアと考え、はじめてロッドを握った。まずは本流と平井川筋のインターセクション下流側、スロープ対岸付近にある立ち木からメタルジグ(ワサビー18g)で水深6m付近から徐々にレンジを下げながらバーチカル・ジギングする。

 反応も無く、ベイトやバスも映らないので下流方面にさらに移動。岸辺の地質が赤土系から岩盤系に変わる小ワンド入り口にある張り出した岩盤岬のサイド・8mラインにワサビーを落としジギングすると一瞬重くなりすかさずフッキング。あまりファイトせず上がってきたのは41cmのややスリムなバス。とりあえず今年の初バス、ゲットです。

 写真を撮りリリース後、再度同じスポットへワサビーを投入。するとなんとフォール中にガツンと明確なバイト!冬らしからぬ強烈なファイトの末上がってきたのは44cmのコンディションの良いバス。思わず「見つけたーっ!」と叫んでしまいました(誰も居なくて良かったです)。

 その後は同じような条件のエリアを求めて本流筋と黒谷筋とのインターセクションの岬などを廻ったが反応なしでPM5:00に初日は終了しました。


今年の初バスは下流・岩盤岬8mで出た41cm


一本目と同じスポットで44cmをキャッチ。

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写真は一部NBC NEWSの許諾を得て記載しております。
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