皆さんもご存知と思いますが、今回の高滝ダム戦で相羽純一選手の生餌さ(エビ)持ち込み発覚による除名処分という残念な事件がありました。
相羽選手は私自身一番の目標としてきた選手で、本人にも「3年以内に勝負できるようになる為に頑張って腕を磨く」と告げていたくらい、常に意識していた存在でした。
たぶん、私だけでなく殆どのTOP50プロ達がその強さを認めて意識し、その一流の技術とセンスはトーナメントアングラーだけでなく一般アングラーからも憧れの眼差しで見られる、バス界の頂点に立つ資質のあったアングラーだと信じていました。
それなのに、なんで? どうしてそんなことやったの、相羽くん…本当に悲しいし、目標とする選手を失ったことが残念でなりません。
私自身、事件発覚から一ヶ月以上たった今も現実感がありませんが本人も認めている以上これは事実なんで、JB日本バスプロ協会には今回の不正事件に対する毅然とした態度と不正を絶対させない為のトーナメントシステムの再構築を望みます。
それがバスアングラーや業界スポンサーのトーナメント離れを喰い止める今一番の有効策だと私は思います。また、一般アングラーの皆さんにはほとんどのトーナメントプロは真剣に技術向上を目指し、フェアに試合に臨んでいることを理解して頂きたいと願います。
バストーナメントはブラックバス釣りというスポーツの中で唯一、アングラーのスキルを成績というかたちで公正・正当に評価することができる魅力的な存在なのですから…。
