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横山的・黒鱒釣競技生活
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釣行日
2007年9月7日(金)〜9月9日(日)
場所
長野県 野尻湖
天候
雨のち晴れ(7日)、曇りのち晴れ(8日)
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水温
約20℃
釣果
初日 1本・372g 47位、2日目 5本・2108g 22位  総合第42位
ルアー
エコギア・サンスン 3/64〜3/32ozダウンショットリグ、1インチチューブ 1/16ozキャロライナリグ、JBアイスクリームビルシャッド

夏? 秋?? 野尻湖スモールは超・敏感
  …TOP50第3戦in長野県・野尻湖

 年間全5戦行われるTOP50シリーズの折り返し地点である第3戦目の開催フィールドは長野県北部にある野尻湖。前回レポートの福島県・檜原湖と並ぶスモールマウスフィールドで昨年のNEOマスターズ最終戦でTOP50シリーズ参戦権を獲得することができた個人的にも思い入れの深い場所でもあります。しかも開催時期は昨年のNEOマスターズ戦と全く同じ9月の初めであることからかなりの自信を持ってプリプラクティスに臨みました。

 しかしお盆真っ最中の8月の後半にまず入ったプリプラ初日は全くダメ、昨年の試合で良かった大崎や菅川エリアの7〜9mフラットを同じく良かったキャロライナリグで探りますがアタリすらありません。ベイトのワカサギは沢山魚探に映るのにーっ、と時間を掛けてじっくり探ろうとしますがステイ(停止状態)が有効な野尻湖スモールのリズムに体をなかなか合わせられず、ついついリグを動かしてしまうせいかこの日はノンキー1匹とウグイ1匹のみの釣果、同船のマスターズプロ・功刀さんがやや浅めの4mレンジで何とか1匹キーパーをゲットしたことで翌日はそのレンジからバス探しを始めることにしました。


 翌日は4〜6mのやや浅いレンジをシャッドのドラッギングとノーシンカー・イモグラブで攻めると500gまでの小型ながらポロポロとヒット! 水温はこの時点で28〜29度なのでアレッ、なんでこんなに浅いところに?という印象。ベイトの映るラインよりかなり浅めです。取りあえず現時点での釣れる場所は判ったので後半は功刀氏の持ってきてくれたスーパー兵器・ハミンバードのサイドイメージGPS魚探で魚探掛けをして見つけた十数か所のピンスポットを自分のGPSにマークする作業をしました。


 プリプラ3日目は同じくマスターズの前田さんとの同船。この日は前日の後半に見つけたピンスポットの有効性を調べる意味で全力で釣りをすればどの位釣れるかを検証。690gのまずまずサイズを初め10本のキーパーサイズをダウンショット・キャロライナ・ノーシンカー(イモ)・シャッドなど色々な釣り方でキャッチ。サイズは400g前後がメインでした。


 4日目以降は単独プラ。これまで低調だった菅川エリアにもベイトが廻ってきて700〜800gクラスのスモール(5本・3500gくらい)がダウンショットのシューティングでまとまって釣れるようになってきました。

 魚探に映るベイトのワカサギは超・マイクロサイズ。このサイズにワームのサイズを合わせてやることがキーでした。

 ラージマウスもチェック。桟橋や倒木といったカバーにはかなりのサイズも確認できました。かなりアグレッシブながらランディング困難な場所やキャスト困難な場所ほどデカいサイズがいます。

 これらのことがなんとか掴めプリプラは終了しました。


 2週間のオフリミットを空け入った公式プラクティス、状況は変わっていないと思われたのですが…なぜか全く釣れません。プリプラで好感触を掴んでいた菅川・大崎のフラットはベイトが散ってしまい、魚探に殆ど映りません。わずかな反応を頼りにルアーをスローに通しますが全くダメです…。結局、2日間の公式プラでは会場すぐ近くの琵琶島の南岸でスモールキーパー1匹、桟橋群シャローでラージ数匹をヒットさせただけで終了してしまいました。


 9月7日、TOP50第3戦・大会初日の朝は台風接近を感じさせない静かな天候で幕を開けました。今回は前日プラで全く見失っている最悪の状態ですが、年間順位を落とさない為にもなんとか凌ぎたいところです。正直、初日・台風直撃で中止!というシナリオも期待していたのですが…普通に静かな朝です。

 ミーティングも終わり、次々に選手達がスタート。私も名前を呼ばれ沖へボートを進めますが全くのノープランのままスタート、とりあえず思いつくままに桟橋ラージ狙いから始めてみます。ノーシンカー・イモグラブを浮き桟橋や係留船の下、杭などを次々撃っていきますがヒットしてくるのはノンキーラージのみ。前日までは40アップクラスを数匹確認していたのですが一晩で1匹も居なくなっています。こうなると沖のスモールが気になりだし、15分ほどで前日唯一ディープのスモールを確認した琵琶島南岸に入ります。

 琵琶島は会場側の東岸、大崎フラットから繋がる西岸にそれぞれ選手の船団が出来ていましたがこの南岸はほぼノーマークです。ベイトが僅かに映る5〜7mラインにダウンショットを落とすとファーストヒット、小さいですがなんとかキーパーサイズです。この後はバイトが続かなく、菅川、砂間ヶ崎、大崎と廻り、最後にもう1度桟橋ラージ狙いをしましたがこれがこの日の唯一のキーパーとなり帰着時間となりました。

 帰着しこの日1本のみのキーパーをウェインバッグに入れて検量に向かうと周りは予想以上に釣れていたようでほとんどの選手が5本リミットを揃え、3キロオーバーも何人かでているみたいです。どうやら台風の低気圧接近で昨日まで低調だったディープがいきなり釣れだしたようです。結果、当然私は47位・参加ポイントのみの5点スタート…毎回のことながら最悪の結果で初日を終えました。


 翌日9月8日、大会2日目です。完全に見失っている状態のまま、この日は前日唯一のキーパーを釣った琵琶島南岸の6mラインをまずはキャロライナリグで探ります。しばらくしてキーパーぎりぎり200gクラスながらファーストキーパーをキャッチ。しかし前日と同じくバイトは続かなく、菅川フラットに移動しますがここではノーバイト。もう1度琵琶島南岸に戻ると少し西寄りにポジションを取っていた相羽プロがロッドを曲げて格闘中、そしてビッグスモールをランディング! あぁ、やっぱりスゴイなぁー・・・というかうらやまし〜っ、とこちらも釣るために集中してダウンショットをステイさせますがやっとあったバイトで上がってきたのはまたぎりぎりのオンライン・キーパー。

 終了時間1時間半前でチビキーパー2本。前日の釣れ方を思うとこの日も参加ポイントのみに終わることは必至、「このままではダメや・・・」と頭では分かっているものの島の両サイドの船団にはいまさら入ることは出来ません。しかし琵琶島西ではヒットが連発しているのが目に入ってきます。誘惑に負けそうになりますが堪えて南岸で粘りますがノーバイト。「やっぱりここではアカンかぁ・・・ちょっとだけ船団やってみるか」と諦めムードを引き摺ったままエレキで西側方向にボートを進めながら、ふと思いつきアイスクリームビルシャッドをボート後方にキャスト、移動ついでにドラッギングしてみます。

 と、ドラッギング開始直後ロッドに「ドンッ!」と衝撃が! なんと移動開始直後に500gクラスのスモールをキャッチ! えっ????と思いそのバスをライブウェルに収めて、もと来た方向に戻りながら同じくアイスクリームをドラッギング、激しくジャークさせるとまた「ゴンッ!!」、400gクラスをキャッチ。これで完全に「扉」が開けました。場所はずっとやっていた琵琶島南岸6m、ダウンショットやキャロでボトムを攻めていたのではバイトが無く、ベイトの映るレンジの上をシャッドで通してやれば簡単に喰ってきたのです。

 そしてすぐにもう1本キャッチしついにリミットメイク、長さ30mほどの同じストレッチをドラッギングで何度も往復するだけでさらに2本の入れ替えで朝に同じ場所でライトリグで釣ったオンライン・キーパーをライブウェルから追い出しました。ウェイトを2キロに乗せたところで帰着時間が迫り、ウエイン会場に戻りました。

 検量結果は5本で2,108g、この日の単日は22位でした。

 この日も3キロオーバー他、グッドウェイトが続出していたので順位は伸びませんでしたが最後の最後で自分のエリアにいるバスを釣り上げる方法を発見できたことには充実していました。そして2日目までの暫定順位の発表。1位・2位は山木プロと相羽プロの一騎打ちの優勝争い、私は2日目最後のラッシュもむなしく初日の5点が響き、総合も42位・5ポイントのみと初の予選落ちを経験することになりました。


 9月9日、試合3日目は予選落ちのため悔しい(というか滅茶苦茶悲しい・・・)陸上待機で観戦。

 せっかく昨日、釣れるパターンを見つけたのに・・・でも実力が足りなかったのは事実なんで仕方が無い、でも悔しい、皆と戦いたかった、と感情のやり場が無く落ち込んでしまいました・・・。

 そしてこの試合を征したのは相羽純一プロ!

 野尻湖大会5連勝はスゴ過ぎます・・・。

 今回の敗因は一言でいうと自分のおごりで、「このくらいのチェックで大丈夫やろう」、「プリプラでこれだけ見つけられたのでなんとかなるやろ」と1つ1つのことが気持ちの上で徹底して出来ていなかったことが原因だと思っています。相羽プロの優勝も妥協しない徹底した練習による

の、これが出来ていない自分は甘すぎました・・・。
 3戦終わって暫定年間順位は18→24位に降下。今回の経験は自分のダメなところを再認識するには良い機会になりました。もう絶対に予選落ちはゴメン、ひたすら練習あるのみです!!

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