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横山的・黒鱒釣競技生活
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釣行日
2006年9月23日(土)〜24日(日)
場所
兵庫県 生野銀山湖
天候
両日とも晴れ(ほぼ無風)
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水温
約20℃
釣果
初日:4本 1124g 22位
二日目:1本 350g 43位  総合第26位
ルアー
サタンワーム3インチの2.2gスプリットショットリグ

もう1つのクライマックスです!・・・JBマスターズ ウエスタンリーグ最終戦in兵庫県・生野銀山湖

 理想の展開で無事、クラシック出場権と来期TOP50出場権を獲得することが出来たNEOマスターズ野尻湖戦。本当なら年間タイトル争いから解放されホッとしたいところでしたが、私にはもう1つキメなければいけない試合がありました。

 JBマスターズシリーズの全国獲得得点シリーズ。NEOマスターズと同じく年間第2位までクラシック権と来期TOP50権が与えられるこのシリーズですが、前回の桧原湖戦を終えなんとこちらも第2位です。

 年間1位の佐々木選手とは100ポイント以上離されているので、優勝100ポイント制のこの試合ではもう逆転1位は不可能でした。すでにこの試合で獲得可能な権利は手に入れている状況。う〜ん、何を目的に戦って良いものやら・・・と贅沢な悩み?でややモチベーションが下がっていましたが、このタイミングで待ってました!の朗報が。

 本来、年間の3試合とも岡山県の旭川ダムで行われる予定だったマスターズ・ウェスタンリーグですが最終戦を前に大減水でスロープの使用が不可能になり急遽、生野銀山湖を代替地に行われることになりました。
 生野銀山湖は今年のJBローカルシリーズで最終戦で逆転され年間2位に甘んじた因縁の湖。再びチャンスが訪れたこの試合でしっかりリベンジしてやる!と燃え尽きかかった「勝負魂」にもう1度火がつきました。

 直前の会場変更だったので今回プリプラは無し、1ヶ月振りに訪れた銀山湖は前週の台風の影響で満水でした。試合前日のプラクティスでは最初はなかなかバスが見つからない状況でしたが、久々の秋の銀山湖ということで10年ほど前にチャプター戦に出場するためここに通っていた記憶を元に黒川筋段々畑跡フラット3〜4mをジャークベイトで広く探っていくことで400〜500gを連発。フォローにジグヘッドリグのグラブの中層ドラッギングを行うことで5本のリミットはなんとか獲れそうな良い感触を掴むことができました。


 明けて9月23日、今年度のマスターズシリーズ最終戦・生野銀山湖大会の朝です。

 試合に出ている選手の大半が生野銀山湖に来るのが初めてという中、そこは釣りウマ集団のマスターズ選手、前日はかなりよく釣れていたようです。準ホームレイクといえる私は絶対負けてはいられません。

 そんな闘志を内に秘め、2台のエレキを全開にしてスタートです。一直線に上流を目指し、約15分で目的のスポットである黒川段々畑跡フラットの張り出しに到着、前日反応の良かったジャークベイトの連続ジャークでバスを浮き上がらせるイメージで表層〜中層を通していきます。しかし無反応、前日あれだけあったチェイスも全くありません。レンジが変わったのかな?と思い1段深く潜るタイプに変えても結果は同じ、フォロー用のジグヘッドグラブの中層引きも反応無しです。

 前日の天候は曇り、そして今日は朝から晴れ。これは!とやっと気が付きキャロライナリグに交換、場所も1段深いコーナー部フラットの5mレンジに移動しシンカーでボトムを感じながらゆっくりズル引くとようやくこの日の1発目がヒット! しかしリグやフックセッティングを煮詰めていなかった(前回の野尻湖戦のまま)だったのでボート際の1発ジャンプでバラしてしまいました・・・。

 その後、この場所は船団になりアタリも無くなったので移動を決意。支流・菅川エリアでのサイトフィッシングに活路を求めましたがバスは入ってなくて大失敗、ノーフィッシュのままもう1度黒川フラットエリアに戻ったときは10時半を廻っていました。

 さっきにも増して大船団のコーナー部フラットには入らず、前日反応の良かった朝一のスポットの2段深い6mレンジ、ほぼ川筋ド真ん中のメインチャネル沿いを、セッティングをやり直しリーダーを短く、フックをオフセットフックに変えたサタンワームのスプリットショットリグで丁寧にトレースするとバイト! フッキングも決まり今度はミスすることなくキャッチ、約250gと小さいながらもようやくのキーパーキャッチです。

 昼近くになり、船団が散ったタイミングでコーナー部フラットに入りキーパーぎりぎり200gと400gアップのまずまずサイズを同じリグで追加。さらに上流のメインチャネルへの張り出しブレイク6mをアップヒルで丁寧に攻め最後に300gクラスをキャッチ! この日はリミットメイクは出来ずになんとか4本でのウェイインとなりました。

 初日の結果は1124gで22位スタート、やや苦しい立ち上がりですが前半の苦戦で途中までゼロだったのでなんとか生き残ったな・・・、という感想。年間順位も暫定2位を守ったまま折り返すことが出来ました。

 ビックリだったのがこの日の上位陣の釣り方。前週の台風で出来た浮きゴミの中をライトラバージグで狙うことで渡辺選手が銀山湖では脅威の4490gで初日1位、そして2位には同様にライトリグの浮きゴミ攻めで銀山湖シリーズ1位の有里選手がキロアップのキッカーを仕留めて入ってきました。


 9月24日、2006年度マスターズシリーズ戦の全ての年間成績の決まる最終戦・最終日のスタートです。

 シャローのカバーフィッシングでのビッグフィッシュが気になったものの、この日は強い放射冷却ということでプランも前日と同じくディープメイン、前日煮詰めたセッティングのスプリットショットリグを信じて確実にバスを仕留める気合いで臨みました。最終に近いフライトで黒川筋に入ると、この日もコーナー部フラットは大人気で既に船団が出来上がってました。

 やや上流側の昨日のヒットスポット・メインチャネル部6mへの張り出しを攻めますが、この日は全くアタリがありません。コーナー部にも入ってみますがノーバイト、前日は周りでもポロポロとヒットシーンを見掛けたのですがこの日はほぼ沈黙状態。これがマスターズ戦・2日目の恐ろしさです・・・。

 プレッシャーによる沈黙状態を避けるように昨日はやっていないメインチャネルの上流部へと移動。朝一のバックウォーター攻めの選手が次々と下っていく中、「デカいの釣れたんかな?」と思いながらも黙々とディープ攻めをしているとバイトが! 貴重な1本を丁寧にランディングしてエア抜き、ライブウェルに入れ釣り再開、しかし結果的にこの1本がこの日最初で最後の魚となりました。

 残り僅かになったバッテリー残量を気にしながら会場へ戻る途中、目の前で衝撃的なシーンが! 同じく戻る途中の田村選手がなにかに引き寄せられるように戻ったスポットにねじ込んだラストキャストでキロアップのキッカーフィッシュをキャッチ、この日の単日トップを決める魚を釣り上げられたことでこの日の自分に足りなかったもう一押しを搾り出す気持ちの強さを教えられた気がしました。

 この日の私のウェイイン結果は1本・350g。最悪のノーフィッシュは避けられたものの、年間2位を守れるかどうかが微妙な展開になってきました。

 まずは今試合の表彰。前日の上位陣が軒並み崩れる中、やはり2日間安定していたディープエリアを攻めていた選手がお立ち台の大半を占めていました。

 続いてマスターズ・ウェスタンリーグの年間表彰です。激タフな旭川ダムでの第1戦から始まったこのシリーズ、年間1位は逆転で西の強豪・塩見選手が獲得しました、おめでとう!

 そしていよいよマスターズ全国シリーズの年間表彰です。1位はもちろん大差でチャンピオンを決めた佐々木選手、そして2位で呼ばれたのは・・・私でした!

 今試合26位獲得、前試合まででの3位の選手との23ポイント差を守りきりNEOマスターズ、JB銀山湖シリーズと合わせて今期3度目の年間2位を獲得することが出来ました。

 2位というのは本当は1番悔しい順位でどこかで1番を獲りたかったのですが正直、今の自分の実力からすれば今シーズンのこの結果は出来すぎだと思います。ただ、自分がヘタだと思えるからこそ他の選手の何倍もの練習をして自信を付けていって得られた結果とも思っています。

 釣りに行くたびに色々な発見があり自分のレベルアップが感じられる以上、年間優勝・1位というタイトルはいつか獲れるものだと信じてやっていくつもりで、獲るためには何が必要なのかがこれからのテーマですね。

 来シーズンのシリーズ戦、今からホントに楽しみです!

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