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横山的・黒鱒釣競技生活
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STAMP NOTE

釣行日
2006年4月29日(土)〜30日(日)
場所
山梨県 山中湖
天候
初日…曇り、2日目…晴れ
初日…東風強風、2日目…東風強風
状況
約10度
釣果
初日ノーフィッシュ、2日目5本で1996g/2位
総合成績/第9位
ルアー
パワーホグのテキサスリグ

ここが堪えどころ、地獄のあとには天国あり!
         …NEOマスターズ第2戦in山中湖

 初日トップ、2日目苦しみながらも第2位に終わったNEOマスターズ第1戦・河口湖戦から約2ヶ月。いよいよ第2ラウンド・山中湖戦です。山中湖といえば自他共に認める(?)私のスーパー苦手レイク、過去の試合結果は惨憺たるものです…。しかし苦手だから避けて通る訳にも行かないのがJBトーナメントトレイル、まして初戦を好成績でクリアしているので年間成績トップのチャンスあり、これは絶対に負けられない一戦です。そんな訳で今回も2週間前、1週間前と鉄壁の構えでプラクティスを組みました。

 途中、夕方立ち寄った河口湖は放流が始まり好調! スーパーガイド・Zさんのバックシートで目一杯、楽しませてもらいました(ヒットルアーは自作WarArm2インチ、Zさんは私の3倍は釣ってましたが…)。

 と、威勢よく山中湖に乗り込んだのですがプリプラ期間はずーーーっとノーフィッシュ、放流も無く春まだ遠い山中湖の現実は予想以上の厳しさです。

 ここ山中湖は湖のほとんどのシャローエリアが保安区域、つまりエンジンやエレキ付きのボートが期間限定で入れなくなります。試合当日は保安区域が有効になる期間内、試合の10日前までは保安区域内も進入OKということで早春のこの時期に一番キーになると思われた湖最東端の保安区域内・平野ワンドで唯一のバイト(バラしましたが…ビッグフィッシュでした)を得たのみでプリプラクティスを終えました。

 ローボートで平野ワンドに掛けるしかない!と試合はローボートで出場するつもりだったときにJB本部から連絡。エンジンを上げ、エレキのみでの進入なら試合当日のみ保安区域内をエンジン船でも釣ってもOKとのこと。試合本番で使って良いのはレンタル船のみ、すぐにアルミボート・18ps付きのレンタルを予約しました。

 予想されていたGW前のバスの放流がないままだった前日プラでは保安区域外の数少ないシャローエリアをチェック、ママの森エリアに見えバスを見付けながらも喰わす術が見つからず、結局全くバスに触れないままプラクティスを終えました。道具を片付け、明日の準備をしているときにビックリのニュースが!

 なんとプラクティス終了後の夕方に湖の3箇所でバスの放流があったとのこと。山中湖の放流場所といえば前述の平野ワンド、そしてスタート地点の旭ヶ丘地区の桟橋群です。ルールで桟橋から20m以内は釣り禁止、あと1箇所の放流場所がわからない以上平野ワンドしかないと思い、明日は平野ワンドに直行!のつもりでプランを立てました。


 2006年4月29日(土)、いよいよシリーズ折り返しの正念場・NEOマスターズ第2戦の朝を迎えました。

 タックルチェックを終えてミーティング。と、ここで信じられない発表が。なんと頼りにしていた平野エリアがローボートのみOKとのルールになりました。これには困りました…が、とりあえずしょうがないので自分なりにこの時期ネイティブのプリのバスが上がって来そうな地形のエリアを1つ1つあたっていきながら平野ワンド・旭ヶ丘以外のもう1箇所の放流スポットを探すことにプランを変更せざるをえなくなりました。

 スタート後、まず向かったのが湖南岸の通称「砂岬」。今年はワカサギの接岸が遅れていていたのですが、この場所は毎年大量にシャローにワカサギが入りビッグバスが上がってくる場所としてこの時期の有力スポットとなります。しかしなんとなくこの時はピンと来ず、新たな場所を求めすぐに移動。しかしこれがこの日の最大のミスになることに…。その後、湖西端のアポロ前→北岸の長池→ママの森とランガンで走りまくりましたがノーバイト。残り時間が少なくなったところでこの日最初に入った砂岬にもう1度入ってみることに。

 すでに船団が形成されていたそこは明らかに他の場所とは違う雰囲気。しばらくして「コバちゃん」こと小林選手がヒット!どうやら放流バスの様子。オオッ、ここが第3の放流スポットやったかぁ〜と気付き、なんで朝見切ってしまったかと自分の勘の悪さを反省…。

 シャロー側には沢山の放流狙いの選手、しかしほとんど釣れていない様子。こちらにもバイト1つありません。

 風がだんだん強くなりエレキを最大限下ろしてもエアを噛むほどになり釣りをするのがやっとになってきました。これはなにかの罰ゲームか、それとも拷問か…と思いながらそれでも諦めずロッドを握っている目の前で衝撃のワンマンショーが展開されることに。砂岬の先端でゲーリーチームの若手・山口選手のロッドが大きく曲がったと思うと40アップのネイティブをキャッチ。続けてデカいのを掛けバラしたと思うとすぐにさらに大きくロッドが曲がりなんと今度は50アップをキャッチ!これにはビックリ、そしてやられた〜…。

 その後もバイト1つ無く、1番やりたくなかったゼロ申告をすることになってしまいました。
この日1本でもウエィインできたのは10人。その中には唯一ローボートで出場し平野ワンドを攻めた市村選手が5本のリミットメイク、そして自分の目の前で「ビッグフィッシュ・ワンマンショー」を見せてくれた山口選手は3本ながら4300gオーバーでトップウエイトでした。


 明けて4月30日(日)、トーナメント2日目のスタートです。ローボートに変更して平野エリアを攻めるか、それともエンジン船のままか一晩悩みましたがこの日はフライト順もよく(4番スタート)、朝1番から昨日分かったエンジン船でできる唯一の放流スポットを徹底的に釣り切ることに決めました。

 朝一、予定通り一番乗りで「砂岬」へ。シャローの一番浅い場所に入りバスを目で探すと2本ある杭に付いてバスを発見、ルアーを送り込むと即ヒット!最初のバスはノンキーパーながらこれでどんな感じで放流バスが喰ってくるのかが掴めました。杭のすぐ近くにオダ状の倒木を発見、キーパーらしきバスが4本付いているのが分かりました。オダの外側にいるバスをショートダウンショットで1本、イモグラブでナイスキーパーを1本獲りこのオダについているバスはあと2本。落ち着いて狙うためと風で波が出た後にオダを見失わないためにマーカーブイを打ちオダのなかの難しいポジションにいる2本を狙います。サイズが良いほうの1本は全くルアーに反応しない天才級、もう1本は小型ながらルアーをチラ見するだけの秀才級、サイズの良いほうから狙ってみます。

 しばらくやって反応がないので次は小さいほうに。そしてその小さいほうがやっと口を使いルアーを吸い込もうとした瞬間、なぜか急にスイッチの入った大きいほうのバスがルアーをパックリ! 慌ててフッキングしたのでせっかくのこのバスをバラしてしまいました。その後、少し移動した小さいほうのバスをなんとかショートダウンショットでキャッチ、なんとかキーパーはあるようです。これでこのオダにバスはいなくなってしまったので場所を休ませてみることに。この日も風がだんだん強くなってきたので岸から少し距離をとりロングキャストでジグヘッドリグのミドストをやってみるとナイスキーパーがヒット、なんとなく思いつきでやってみた釣り方で釣れこれで4本目。

 風がさらに強くなりシャローに濁りが入ってきました。ここでシャッドプラグ(デュエル・SH-50SP)を投入。朝にノンキーを釣った杭の横を通すとバイトらしき重みが掛かるが乗らない。4投目、同じ場所を通すとグィーッとヒット!慎重にランディングをしてキャッチ、これで5本目、なんとリミットメイクです! 

 これで単日上位は確定、あとは昨日終了間際に釣れていた(廻ってきた?)ビッグネイティブを混ぜられれば言うこと無しです。

 しかしこの日は前日と違った天気(晴天)の為か、このエリアの誰にも、そして前日トップの山口選手にもビッグバスはヒットせず終了してしまいました。

 そしていよいよ検量です。結果は5本、トータル1996gです。

 単日2位、初日ノーフィッシュながら総合ではなんとか9位にジャンプアップすることが出来ました。

 上位はやはり2日間キッチリ釣ってきた選手、優勝はただ一人ローボートを借り平野ワンドを攻めた市村選手でした。

 自分の成績としては今までの山中湖戦では頑張ったので、これで年間総合成績は最終戦を残しトップ北選手と8点差、2位市村選手と6点差の3位につけることが出来ました。

 今回の山中湖戦、エリアに関するルールのことでとてもフラストレーションが溜まりました。特に初日の朝の発表には泣かされましたが2日目は自分のベストを尽くせたと思います。ルールには今でも納得がいってませんがこの悔しさを残りの試合にぶつけます。

 次回のNEOマスターズは9月の長野県・野尻湖戦。決して苦手なレイクではないですが油断せずしっかり釣って年間チャンピオンを全力で狙っていきます!

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