釣行日
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2006年4月1日(土)〜2日(日) |
場所
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岡山県旭川ダム |
天候
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初日…曇り、2日目…曇りのち雷雨! |
風
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状況
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約8〜9度 |
釣果
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2日間、何事もなし |
ルアー
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パワーホグのテキサスリグ |
初の旭川ダムはカバー撃ちならぬカバー打たれ!?
…マスターズウエスタンリーグ第1戦in岡山県旭川ダム
傷心と反省のイースタンリーグ河口湖戦から10日後、すでに私は岡山県・旭川ダムの湖上のヒトになっていました。
ここに訪れるのも岡山県で釣りをするのも初めてな私はまずローカルルールを覚えることからスタート。プラ初日はまず湖全域を見て廻ることにしました。そこで解ったのはこの旭川ダム、とっても長〜いということ。上流域にある中島公園(スタート地点)から最下流のダムサイトまでの所要時間は1時間20分! 湖自体の長さもさることながら、ローカルルールで4ヶ所あるデッドスローエリア(アイドリング走行のみ)もそれぞれ長く、これは下流域にエリアを持った場合にはしっかりとプランを立てないと最悪帰着遅れもあるということです。
そんな訳でそれぞれのエリアの所要時間を調べたあと初日の夕方のワンチャンス、下流・水谷ワンド入り口から釣り開始。この時期にしては水温が低め(7度台)なのが気になったものの、まずはジャークベイトでチェック。するとなんと1投目からなにかがルアーにアタック!
ピチピチーっと元気よく上がってきたのは小振りながら綺麗な銀毛アマゴ。よく周りを見回すとライズの波紋だらけ! このときだけはプラを忘れアマゴ釣りに没頭、ライズを見つけ波紋の向こうにミノーを投げ連続ジャークするだけでアッという間に5本のリミットメイク!? を達成してしまいました…。
2日目からは真面目に練習、旭川の初バス探しを始めましたがここからが地獄の始まりでした。この旭川ダム、本流域・支流ワンド部問わずヘビーカバーの連続。
カバーフィッシング大好きな私にとって天国のような湖に思えたのですが…それにしても多過ぎ・濃過ぎです。日に日に水位が上がっていくにつれさらに冠水ブッシュは増大、さらにボートの引き波等で打ち寄せられた細かい流木がブッシュ内に入り込み、かなり重め(1/2oz以上)のシンカーにすり抜けの良いシェイプのコンパクトなワームを使わないとカバーを打ち抜くことすら困難です。そして、それを延々繰り返しても全くバスの反応はナッシング…まさに「カバー地獄」に入り込んでしまいました。
それでもなんとかプリのバスが入り易い地形、水温の上昇、好みブッシュの生え方を絞り込むことでプリプラを始め3日目、ついに初・旭川バスをキャッチ!
場所は中流・西川ワンド。ルアーはカバー撃ちで絶対の信頼を置いているパワーホグのテキサスリグ(シンカーとフックの選択に秘密アリ!)のブッシュに引っ掛けてのステイでした。
そしてさらに2日後のプリプラ最終日、下流・塩谷ワンド奥の水中に沈んだブッシュで同じルアーを打ち込み、友人からの電話に応対・枝に引っ掛けての放置中にラインを持っていかれヒット!これかぁー、とおぼろげながらヒットパターンを掴んだ気がしました。
ところが、オフリミットの木曜日・直前プラ前日にはなんと吹雪!今年は春が来たと思えば冬に逆戻り、といったパターンが激しいようです。
前日プラに入ると先週より水位は1m上昇、そして水温は低下していました。先週なんとか反応のあったスポットを中心に廻りましたがノーバイト。沖のステージングエリアになりそうなフラットやそこからのブレイクも試しましたがこの日は全く反応の無いまま試合当日を迎えることになりました。
4月1日、マスターズ・ウェスタンリーグ第1戦がついにスタート。プラでは確信的なパターンを掴んでいる選手はほぼいない状況のまま開幕してしまいました。
長〜いデッドスローエリアを抜け、所要時間約1時間でまず向かったのは下流・塩谷ワンドの水中ブッシュ。プリプラ時より水位が約1m増えたため、目視できなくなったブッシュをなんとなくの感覚のみで探し1つ1つテキサスリグを入れ込みロングステイ。ブリッと枝からはずす瞬間のバイトを期待しながらスローに狙っていく。やはりこの塩谷ワンドは人気エリアのようで次々に他の選手が入ってくるが皆、岸辺のカバーのみを撃っているようです。集中して自分の釣り方を通しましたが全くのノーバイト。ここには必ずバスがいるはず!と思っていたのですが…。
そこから2日間にわたる迷走が始まりました。本流インターセクション、ベンド部フラット、岩盤、そしてプラで最初のバスをキャッチした西川ワンドを時間一杯まで攻め抜きましたが初日はノーバイトに終わりました。
2日目もファーストスポットは塩谷ワンドの沈みブッシュ。この日は少し方法を変え、早いテンポでエリアを変えながらその中で1番よさそうなスポットのみを廻っていきました。いまから考えるとこの作戦は完全に失敗、攻め抜かれタフになった2日目にはここぞ、という場所でさらにスローに狙い何度も入り直す必要がありました。この試合でも「焦り」のための判断ミスが尾を引いてしまいました…。
帰着1時間前、ギリギリまで狙うために上流・スタート地点前に戻ったタイミングで怪しい雲行き。そしてすぐにバケツをひっくり返したような雷雨になってしまいました。ここでロッドを持っての釣りは危険と判断、とても残念でしたが2日間の戦いを終えることに決めました。
結果的に110人の参加者中、2日間で1本でもバスを持ち込んだ人は11人。あまりの水温の低さに自分がプラで切り捨てた上流域のカバー撃ちでヒットさせた選手が多かったですが、優勝者は中流域の1スポットから2日間しっかりバスを持ち込んでいました。
前回はずした分、絶対に釣りたかった…でもまだ全然諦めていません。次回はNEOマスターズ第2戦、気合いで頑張ってきます!