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I think,I feel.

2005年「I think,I feel.」【1】

私がスピナーベイトをつくるに至った経緯

 私がスピナーベイトをつくるに至った経緯はスピナーベイトがとにかく好きで、ガイドで使用するスピナーベイトの数や金額が半端ではなかった事と、一番はゲストにスピナーベイトが苦手&嫌いな方が多いことでした。実はその昔、私もスピナーベイトは“釣れなさそうなルアーNo.1”でしたが。

まず、ゲストにスピナーベイトが嫌いな理由を伺うと共通する3大理由は

1、 プラグとは違い引き心地がなく、どのレンジを引いているのか分からない。

2、 空気抵抗がありキャストが定まらず、バックラッシュしやすい。

3、 野池など浅いフィールドでは根掛りが少ないと聞いているが、根掛かりしやすくフックが丈夫なので回収できない。

以上が理由でした。

 1については日本のアングラーはスピナーベイトを使いこなしているプロの影響かダブルウィロー、シングルウィローを好んで購入する為に引き心地を感じにくいのです。巻き心地ではコロラドブレードを装着した物の方が感じやすいです。またダブルウィローは空気抵抗が大きいので2を挙げる原因となっています。
3については普通の“V”型のアーム形状のスピナベはヘッドが立ち泳ぎになるので、障害物にコンタクトした時の倒れこむ幅が大きくなるためです。

 以上の事からアッパーアームをオフセットしたタンデムタイプのスピナーベイトの試作&フィールドテストを2年前に始めました。そしてテストを始めるにあたり市販されているスピナーベイトで私の実績の有るものの泳ぎを観察しある法則を見つけました。
 超簡単に説明しますとスカートを全て取り除いてスイムさせるとフックポイントの動きが…。

 この動きを出すためにはアーム形状、ヘッド形状、ブレード、ブレードの取り付け位置、など等何パターンも用意し満足のいく巻き心地と釣果を得ることが一昨年の秋に出来ました。

 昨年の春は3/8、1/2、3/4ozを各50個製作しました。個人用とプロトタイプとして1ozも3個製作しテストしましたがこの1ozが激ヤバで、他のアングラーがライトリグで攻めるポイントをスローロールさせるとドカ〜ンと50UPといった場面が何度もありました。この1ozでキャッチしたバスの最低は52cmでした。

 今年は昨年の3/8、3/4ozに加え1/2ozを廃止し5/8oz、1oz(他の重さとブレードが異なります。)を追加します。この5/8ozの最初のフィールドテストでのファーストバスは数投目にきた57cmでした。そして去年の夏からテストしていた“3枚ブレード”のスピナベも製作しました。

 アメリカではかなりポピュラーに使われている3枚以上のブレードのスピナーベイトですが、去年の夏ごろから琵琶湖でテストしました。シャロー、ウィード、河口など何処でも釣れましたが最も釣果が良かったのは漁礁のニュートラル・サスペンドバスでした。

 2枚ブレードのスピナーベイトよりもかなりスローに引けるためサスペンドバスは勿論ボトム付近にいるバスも浮かせてキャッチすることが出来ました。3/8、5/8ozのコロラドと3/8、5/8、3/4ozのウィローのスピナベをつくりました。

 ではスピナーベイトが苦手なアングラーに私のスピナーベイトに対する考えを紹介しますので参考程度に聞いておいて下さい。

○ロッドはMHクラス以上のロッドを使用しています。
○ラインは感度&沈み重視でフロロカーボンを使用しています。
 つまり感度が全てでストラクチャーやウィード、勿論バイトを感じたときに100%に近い確立で手元やロッドにその情報が伝わってこないと効率が悪いですし水中の様子もイメージ出来ません。

 バイブレーション、クランクベイトといったファーストムービングルアーと同じと考えないほうがいいと思います。“バスの方からのる”といった感覚で使われている方もいますが私にはその感覚は全くありません。スピナベが着水してから水中を出るまで神経を集中し巻いています。バイトがあったらフルパワーで即アワセです。

 他のルアーに例えるなら“ブレードが付いたラバージグかジグヘッド”と言った感じですが、スピナーベイトはあくまでもスピナーベイトです。他にも色々スピナーベイトに対する思いはありますが今回はここまでで。

 最後まで読んで頂き有難う御座います。

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