かつての琵琶湖はアメスタの道にはほど遠く、まったくニガテとするレイクでした。JBプロ時代はボートの上にはスピニングが多く積まれていて、まるで河口湖でも釣るような感じ。「相性が悪い」と勝手に決め付けて、本来のポテンシャルも分からないまま、この琵琶湖がトーナメントレイクから外れて以来、まったく釣行しなくなっていたワケです。
自分のJB時代が終わり、野に下りアメスタ道を極めようと志して東奔西走、本国アメリカにも渡米しました。わずかな滞在でしたが帰国してかつての琵琶湖を考えた時、「この中にバス必ずいるじゃん。釣れないわけないね。」何と大陸的大雑把な思考にシフト。ボートで1時間走って、その先にまったくバスがいないようなレイクを経験するとそんな単純な考え方になるもんですね。
で、重い腰を上げて2年前にカムバックしたのですが「単純に釣れる」湖に変わっていました。アメスタの道を極めたか、単に琵琶湖が復活しただけなのかは自分の都合の良いように解釈しときましょ。
今年も、琵琶湖アメスタ巡礼の旅が始まりました。毎回、高確率で50UPを獲っていたのですが、そうそう良い日ばかりではないのです。しかも連休の終わりの日。どこのレンジを探っても何かがおかしい。プリ・アフターのパターン対応のルアー達もことごとく沈黙。季節を釣れていないのか、反応させられないルアーを使っているのか。って書くけどバスは釣れてるんですよ。だだ45cm以上がまったく反応しないのでして、ハイ。
こんな状況になるともうやることは決まっていて、フットボールラバージグしかないんです。この日も晴天ピカピカ天気でしょ。スピニングですよね。普通は。しかも恐らくバリバリアフターの感じなんで。一本は必ず積んであるので、ラインとフックのテストも兼ねて使ってみると35cmまでは出るんですがそれが限界。一日はムリ!だったらジグでしょ。
このルアーは自分的に一日やり続けることが出来るので、自然とラバジに反応するバスにたどり着けると思ってます。使い方のバリエーションも身に付ければ、オールシーズン対応出来る優れたルアーですよ。でですよ、「努力は人を裏切らない」って言葉があるんだけど、ラバジで来ましたね!
47cm。え?琵琶湖サイズじゃないって。いやいや、じゃなくて納得の一匹なんですよ。これが今日の全てです。プロセスと結果。上手くいったじゃないですか!