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銀山湖荒行
目次
三瀬谷ダムって?

釣行日
2006年8月19(土)〜20日(日)
場所
兵庫県 生野銀山湖
天候
夏らしい晴れの天気
微風
状況
水色、中〜下流域はややクリア。上流部ややニゴリ
釣果
キーパーサイズ3匹 792g 16位
ルアー
カットテールワームノーシンカー、ツネキチリグ、スプリットショットリグ、ジグヘッドリグ等

JB生野銀山湖最終戦一前日プラクティス

 いよいよ最終戦。土曜日は出勤しなければならないような、微妙な職場の雰囲気でしたが、ブッチ切って銀山湖へやってきてしまいました・・・。月曜日、会社に行くのがドッキドキですが、私には最終戦の方が大事!

 とういうわけで、意気込んで銀山湖入りしましたが、天候は雨。しかも減水のため、結局今回もレンタルボート。嗚呼、最終戦くらい自分のボートで戦いたかった!果たして、前週の釣れ釣れ状況はどうなっているのでしょうか?

 素早くレンタルボートのセッティングを済ませ、まずは本命の法道谷筋から軽くチェック。前週見付けたキッカースポットは外して、法道谷筋の状況を確認するため、リミットメイクエリアをチェック。すると・・・、釣れる!しかもイメージ通りに!! これさえわかれば、これ以上法道谷筋を叩く必要はナシ。すぐに本流筋へ出て、全体をチェックしました。

 銀山湖の大場所、黒川筋上流域、私にはリスクが高そうだったので、切り捨て。次に下流域。キッカーの気配はしたものの、あまりにもバイトが無く、これもメインにするにはリスクが高い。そして中流域。新たに二箇所、良い感じのキーパースポットを発見。これで、翌日のプランは決定しました。朝一、法道谷筋、次に中流域、リミットメイク、入れ替え。そして下流域か法道谷筋でなんとかしてキッカーサイズを入れる、これでいこう!

 前日プラクティス終了時刻の16:00までに獲れたキーパーサイズは7匹、ウェイトは約900g。キーパーサイズを獲るのはそう難しくなく、前週に予想した通り、今回は空前の釣れ釣れ大会になるのは必定、この「殴り合い大会」を制するには、いかにしてキッカーサイズを入れるのか、これがキーになると思いました。

 前日プラクティスでは、キッカーパターンを検証していません。リザーバーで、前日にキッカーサイズを釣ってしまうことが、命取りになることは、これまでにイヤというほど経験してきたので、今回は全く手を触れていませんでした。さあ、本番はどうなるのか。程よい緊張感を覚えながら翌日に備えました。


トーナメント当日

 明けて迎えたトーナメント当日。天候は前日とはうって変わって夏空の晴れ。果たしてパターンは変わるのか?

 スタート抽選の結果は良くなく、ほぼ終わりの方のスタート。でも、「これまで法道谷筋は、ほぼノーマークだったから・・・」とこの時点では悠長に構えていました。しかし、さすがに今回は、そううまくはいきませんでした。

 まず、第一の誤算。ヘラ鮒釣りの例会があったのか、法道谷筋にはヘラ師がズラリ。そして、先にスタートした選手にも、スタートしてすぐ法道谷筋に入っていく選手が、これまでで一番多い・・・。ようやく自分の順番となり、とりあえず法道谷筋に入りましたが、時既に遅し。一番狙いたかったキッカースポットは他の選手の船が3〜4艇。幸いにも私の釣り方とは全く違い、釣れている様子もナシ。「これなら空いてから入っても釣れるかも」と、すぐに気持ちを切り替え、キーパースポットその1を見ると、ヘラ師の列が。遠目に見て、ギリギリ釣りができるかどうか、微妙な隙間があったので、近付いてはみたものの、ヘラ師の一人にジロリ、と睨まれたので、クレームが入る前に、一投もせずにあえなく退散。その近くのキーパースポットその2は、辛うじて空いていたのでそちらへ移動し、ツネキチリグをキャスト。すると、着底と同時にバイトがあり、300g弱のキーパーサイズを難なくキャッチできました。呑み込まれてはいましたが、慎重に手術したお陰で血を吐かれることなく、元気なままキープすることができ、まずは一安心。

 しかしその直後から、周りの選手に徐々にプッシュされ始め、とても窮屈になってしまいました。「もう空いたかな〜」と、キッカースポットを見ると、また違う選手が狙っている。これはダメだ、と思い、まだリミットが揃っていないのが不安でしたが、本流筋へと出て行きました。

 前日見付けたキーパーエリアは、既に何人かの選手が攻めており、合間を見付けてキャストしたもののノーバイト。「これはヤバイのでは・・・」と思いながら、少しずつ上流へ向かって流していくと、前日にB級エリア、と考えていたスポットで、プチラッシュに遭遇し、あっという間にリミットが揃い、おまけに1匹入れ替え。近くの選手の視線を感じたので、これ以上叩かず、さらに上流を目指しました。時間は9:30。予想外の展開ではあったものの、なんとか開始から1時間弱でリミットを揃え、グラム単位の微妙な入れ替えを繰り返しながら上流へ向かいました。

 折り返し地点と考えていたエリアで、良さそうなサイズを1匹バラシたあと、その直後にキャッチした1匹でまた入れ替えし、下流域へ戻りました。しかし、朝一に入り損ねたキッカースポットは、また他の選手が入っており、結果的にその後、何度様子を見に行っても、最後までそのエリアには入ることができませんでした。

 島より下流のエリアでは、やはりプラクティス時同様、キッカーサイズの気配は感じられたものの、ノーバイト。混雑していた法道谷筋〜中上流域と比較して、選手の姿は極端に少なく、とても狙いやすかったのですが、朝から良いペースでバイトが取れていることに体が慣れてしまっていて、なかなか根気が続かず、うまく攻め切れませんでした。挙句に、知り合いの選手がグッドサイズをキャッチするところを遠目に見てしまい、完全に気持ちが切れてしまいました。

 せっかく早い段階でリミットを揃えて、理想的な展開で入れ替えもできたのに、決め手となるキッカーサイズをどうしても入れることができないまま、時間はあっという間に過ぎてしまいました。最後に、朝プチラッシュのかかったエリアに戻って、時間一杯まで粘り、2匹入れ替えたものの、これらも所詮グラム単位の入れ替えに過ぎず、無情にもこのままタイムアップとなりました。

 今回は、私の予想通り、最近の銀山湖では珍しい、超釣れ釣れ大会となり、ウェイイン率はなんと90%、リミット達成率も51.3%でした。
 私のウェイトは792gで順位は16位。またもや中途半端な成績に終わり、最終戦を良い形で締めくくることができませんでした。年間順位も、最終戦で表彰台を獲得した仲間に逆転を許し、7位のままフィニッシュとなりました。やはり、表彰台を獲らないことには、年間優勝なんて夢のまた夢、勝負の世界はそう甘くはありません。まだまだ修行の道は厳しい。自分に足りないものは一体、何なのか・・・。精根尽き果てて帰路につくことになりました。

 私に残された年内のトーナメントは、11月11日〜12日に河口湖で開催される「バスプロ選手権」のみ。3年ぶりの出場で意気込みは充分なのですが、果たして良い結果を出すことはできるのでしょうか。


私の心とは裏腹に、バックの青空と銀山湖の水と緑の山なみはとても綺麗でした。

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