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銀山湖荒行
目次
三瀬谷ダムって?

釣行日
2006年3月18日(土)
場所
滋賀県 西の湖
天候
くもり。昼過ぎから雨
午前中微風、午後時折強風
状況
水色:ステイン〜マッディ
釣果
37cm(約750g)、1匹のみ。
ルアー
バイブレーションプラグ全般、スワンプクローラーワッキーリグ

NBC西の湖チャプタープリプラクティス、
ワームに頼った修行僧…。

 2006年3月18日(土)、1週間後のNBC西の湖チャプター第2戦に向けてのプラクティスで、西の湖へ釣行してまいりました。

 天候はくもり。この1週間の間に厳しい寒波が押し寄せ、冷たく激しい雨が降った日もあり水位は上昇、せっかく上がりかけた水温もかなり低下しているはず。不安材料を気にしながらの実釣開始となりました。

 午前8時頃、まずは先週にバイブレーションプラグで2匹キャッチできたエリアに向かいました。到着して水温を確認すると、8℃台、先週より約2℃低下していました。これでは厳しいだろう、とは思いましたが、まずはバイブレーションプラグから実釣をスタートしました。やはり何の反応も得られないまま時間は過ぎ、時折ライトリグも投入しましたが全く生命感はありませんでした。

 この日は朝からくもりで、天気予報では午後から雨とのこと。水温が劇的に上がる要素は何も無く、正午になった時点で全くのノーバイト。心が折れそうになった時、まるで追い討ちをかけるかのように、予報どおり雨まで降り出しました。一気にモチベーションが下がりましたが、「どうせ釣れないのなら、全体的な状況だけでも見ておこう」と、かえって開き直った気持ちになりました。

 魚探で水温を見ながら移動していくと、水温はぐんぐん下がっていき、10番棚付近では遂に7℃台にまで下がりました。ここでさらにモチベーションが下がりましたが、「急激に水温が下がると、バスはより硬いストラクチャーにタイトに付く」という、以前に聞いたことのある話をふと思い出しました。すると、近くにたまたま乱杭があったので、テキサスリグを投入するとたちまち藻の塊になってしまいました。これは、ボトムに堆積している、腐った藻にリグが埋まってしまったせいだと感じたので、リグをスワンプクローラーワッキーリグに変更しました。これは、リグを軽くし、フォールスピードを遅くすることで、バスにより長くルアーを見せ、追う時間を与え、さらに着底しても腐った藻の上にルアーが乗り、ルアーを埋まらせないことを考えてのことでした。

 このことを頭の中でイメージしながら、乱杭際にキャストし、時間をかけてフォールさせ、ボトムに付いたところで軽く聞きアワセをすると、「クッ、クッ」という明確な生命反応を感じました。一投目からこのような反応があるとは予測していなかったため、一瞬ためらいながらも、即フッキングすると、バスの手応えが手許に伝わってきました。しかし、あまり強く引かないまますんなりボート際まで寄り、難なくネットランディングできました。サイズは37cm、約750g、低水温の中、このようなサイズでもワームにバイトしてきたことには、心底驚きました。この1匹から、ブレイクラインが近くにあるハードストラクチャーがこの日のパターンなのでは?と感じたものの、何かいまひとつ掴みきれなかったので、とにかく残りの乱杭を全て撃ちましたが、結果はノーバイトに終わりました。


37cm、約750g。後ろはいつも明るい佐藤プロ。

 次に8番棚周辺へ。ここで、この日一緒に練習していた佐藤プロと丹羽プロに合流、釣況を聞いてみると、やはり厳しい様子で、未だノーバイトとのこと。そのまま三人で話をしていたところ、近くで釣りをしていた人のロッドが弓なりに!見事、グッドサイズをキャッチされました。これを見て真珠棚に張り付いた二人、私は先に抜かれてしまったら、もうダメだろうと思ったので、少し離れたところにある沈み杭を狙いにいきましたが、これが裏目に出ることになるとは…。

 しばらくすると、佐藤プロが見事キャッチされたようなので(約700g)、私がカメラマンとなり、写真を撮っていると、すぐ近くにいた丹羽プロにもヒットした様子。そのやり取りから、グッドサイズの予感がしましたが、しばらくして豪快なゴボウ抜き。驚いて見にいくと、キャッチされたバスは47cm、約1,600gのグッドサイズのメスでした。このタイミングで、この真珠棚にフィーディング状態のバスが、急に差してきたかのような釣れ方でした。


佐藤プロ、約700gをキャッチ。自作のスモールラバージグで。


いつも陽気な丹羽プロ。宮川チャプターのムードメイカー的存在です。

 二人は翌日のローカルトーナメントに出場予定のため、このエリアをこれ以上叩くのはやめ、離れていかれました。私もこれ以上狙うべきエリアが思いつかなかったので、午後3時ごろ、この日の釣りを終了しました。

 今回のように、水温が低くてもフィーディング状態に入るバスは確かに存在し、そのタイミングにうまくハマれば今回のような釣果も望めることがわかりました。丹羽プロの「一度目覚めたバスは、もう眠らない」との一言が胸に響きました。


丹羽プロ渾身の1匹、47cm、約1,600g。完全に脱帽です。
丸秘ワームネイルリグにてキャッチ。

 早春の目まぐるしく変わる気象条件、このような厳しい中でも、狙い方さえフィットしていればバスは釣れる!今回の釣行ではとても貴重な体験をすることができました。

 私は早春の釣りが大の苦手ですが、これをきっかけにして、ようやく掴みかけた、このバスの動きを、これからも追い続けたい、と思いました。

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