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銀山湖荒行
目次
三瀬谷ダムって?

釣行日
2006年1月7日(土)〜9日(月)
場所
和歌山県 串本町
天候
晴れ。最終日は薄曇
北寄りの風、全体的には微風。昼頃、夜明け、日の出前は時折強風
状況
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釣果
7日…なし。
8日…アオリ胴長22、25、27cm、コウイカ胴長15cm×2
9日…アオリ18、20、23、24、25×2、30cm。合計7ハイ(30cmクラスのバラシ1)
ルアー
ダイワ3.5号ディープタイプ、ピンク、オレンジ。下地はマーブルメイン、日中はゴールドメイン

―― 銀山湖修行僧番外編 ――

初釣りに、串本へ行ってまいりました。

 1/7(土)は雪のため出発が遅れ、自宅を出たのが11:30、自宅〜名阪国道までチェーン着用、あとはチェーンなしで池原も越えられました。三重県に入った瞬間、道路から雪が消えたので驚きました。でも大台ケ原入口付近はアイスバーン状態でした…。

 串本到着は17:30、なんとか夕マズメには間に合いました。まず串本大橋西詰に入りましたが、北風が強く釣りにならず退散。ならばと、串本新港に行くとベタ凪状態だったので驚きました。しかし今から思えば、狙いどころがズレていたため全くノーバイト、この日は結局釣果を得ることはできませんでした。


 1/8(日)、朝マズメに前日夕マズメに入った、串本大橋西詰に再度入りました。しかし、またまた北風強風で即、心が折れました…。そして前日、この風向きで串本新港がベタ凪だったことを思い出し、串本新港へ向かいました。到着してビックリ!!
北側大波止の外向きに、エギンガーがズラリとならんでいるではありませんか!

 そう、前日私が狙っていたのは波止の先端、狙いどころが違っていたのです。とりあえず、ひととおり全体を見て周ると、ほとんどの人が傍らにコンビニ袋を置いている!しかも目測胴長20cm以上ばかり!! 一気にテンションが上がりました。空いている場所を見付けなんとか入ることができましたが、両サイドでプチラッシュが起こっているものの、私にはノーバイトが続く…。2バイトあったものの、ことごとくバラシ…。ついに周りもバイトがなくなり、どうやら時合いが終わったようでした。みんなコンビニ袋を持って帰っていくのが悔しかった…。最後に波止の一番北側の角へ移動し、流れ込みのある沖へキャストするとようやく快心のアタリ!

 でも上がってきたのはコウイカ…。少しポイントをずらしてキャストすると、今度はラインがピシッ!と走る明確なアタリ!! 今度こそアオリだと思ったのにまたもコウイカ…。これで串本新港を諦め大島へ移動しました。大島港周辺を少し狙ったもののノーカンジで、11:00ごろ今回の本命エリア、須江崎周辺の磯場へ向かいました。そしてその磯場からブレイクを狙うと、一投目からアタリ!全く予測していなかった強烈な引きに驚きながら、足場の低い場所へ移動しランディングに備えました。腕一本にしかカンナが掛かっておらずヒヤリとしましたが、なんとか無事キャッチできたのは胴長27cmのアオリイカ。

 私にとっては充分納得のサイズでした。しかし、こういう所で出るイカはたいてい単発なので、その後数投したのち、磯場の先端へ向かって移動。すると信じられないような断崖絶壁の岩場の先端に、エギンガーの姿が2人。岩場を這い登り、とても苦労をして、全身汗だくになりながらも、なんとか先行者のいる岩場へ辿り着くことができました。

 状況を聞いてみると、朝7:00ごろから入り、一人は3ハイ、もう一人がバラシの連続で1ハイだけとのことでした。サイズはたいしたことない、とおっしゃっていましたが、サイズの判断基準は個人差があるため、実際のところはよくわかりませんでした。「この辺なら、どこでも釣れますよ」との話どおり、たしかに釣れそうな雰囲気のする磯場でした。しかし、イカの反応はなく、先行者2人が帰られた後に磯場の先端にも入りましたが、私には釣ることができませんでした。ただ時合いがズレているだけのような気がしたので、翌日に入りなおそうと決めて、この磯場を離れました。

 戻り際に、27cmを釣った磯場でもう一度キャストしてみると、なんと一投目からエギのフォール中にラインがピシッと入る綺麗なアタリが出ました。今度はアワセもしっかり決まり、その直後からまた強烈な引きが!手応え的には先の1ハイとほぼ同サイズに感じました。2ハイ目なので、心にも少し余裕があり、引き味を充分に堪能した後、足場の低い磯場へイカを誘導し、難なくキャッチできました。胴長は25cm、ナイスサイズでした。

 移動途中、須江漁港に立ち寄ると、なんだかとても賑やか。何かと思い様子を見ていると、サビキ等簡単な仕掛けで、なんとサンマが入れ食い状態。漁港の人の話によると、夜に沖で漁船に灯りをともし、そのまま漁港へ戻ってくると、サンマがその灯りに付いて漁港の中に入り、そのまま居着くとのこと。この港でサンマが入れ食いの噂が釣り人の間で広まれば、釣り人が次々と訪れる。その釣り人から駐車料の500円を徴収する。今年はサンマが異常豊漁なため、獲っても獲っても儲からず、今では漁師は獲っていないとのこと。それならこのように、釣り人から駐車料金を貰っているほうがまだ儲かるとのことでした。

 そして、夕マズメを狙って再度串本新港へ。15:30ごろ現地へ着いたので、エサ釣りの人は多くいましたが、エギをやっている人はほぼなし。一番良さそうな場所に陣取ることができました。夕暮れ前は、風は強く、バイトもほとんどなく、辛い時間が流れましたが、これから訪れるであろうフィーバータイムを夢見て、ジッと耐えました。夕マズメが近付くと、エサ釣りの人は減り始め、代わってエギの釣り人が増え始めました。みんな釣れるところをよく知っています。不思議です。そして迎えた夕マズメ、あんなに強かった風が突然収まりベタ凪状態に。期待が高まったその瞬間、周りでラッシュ!朝の比ではありません。でもなぜか私にはバイトが全く無く、そのまま日没。私にも胴長22cmのアオリイカが釣れたものの、周りの人たちとの釣果の差は歴然。いまだに、自分に釣れなかった理由がわかりません。


 翌9日(月)最終日。今度こそリベンジを果たすべく、3:30ごろ串本新港入り。風も潮の流れも強く、とても釣りをし難い状況でしたが、ひたすら我慢、朝マズメを待ちました。 しかし、待ちに待った朝マズメを迎えても、風はやや収まったものの潮の流れは強いまま、釣り人の姿もまばら、8:00前ごろあきらめて移動を決意しました。車へ戻る途中、釣りをしている人を見ていると、一人だけ胴長20cm超のアオリイカをキャッチしている人がいました。何が違うのだろう…。次の移動先は前日に良い感触を得られた須江崎周辺の磯場。なぜか爆釣の予感がしたので、空のリュックサックを背負って行きました。

 磯場の先端までは歩いて約25分かかりましたが、これでパラダイスに辿り着けるのなら、と期待に胸を膨らませていました。そして、期待を込めた第一投目、何も起こらないままエギが近くまできた時、突然重くなりました、シモリが近くにあったので一瞬根ガカリかと思いましたが、その根ガカリがゆっくりと動き出した、イカだ!それも大きい!! 足場の低いところへ降り、無事ランディング、胴長約25cmでした。イカをキープして、第2投目、同じようなスポットでまたバイト!これも良く引き、胴長約20cm。そして第3投目、今度は着水地点からのワンアクション目にアタリが出ました。また胴長25cm、グッドサイズの連発にだんだん感覚が麻痺してきました。

 しかし、次の第4投目には、一気に緊張感が高まる強烈なアタリが出ました。その手応えから胴長30cm、1kgオーバーを確信、慎重なやりとりの末、姿を現したのは予想どおり、目測で胴長30cmオーバーでした。カンナの掛かりが浅いのが見えたので、足場の低い場所へ移動し、ランディングしようとしたところ、渡船が通り大きな引き波が打ち寄せました。波に足をとられバランスを崩して落水しかけた瞬間、カンナが外れ、イカは猛スピードで海の底へと帰っていきました残念、ギャフさえあれば…。

 落胆しての第5投目、着水地点からほぼ半分ほどまでエギをシャクってきた時、またも強烈なバイト!これも手応えから胴長30cmオーバーであることを確信しました。足場の低い場所へ移動しランディングしようとした瞬間、またも渡船が通り、強烈な引き波が!今度はしっかりフッキングしていたこともあり、ギャフがわりに別のエギをウエストバッグから取り出し左手に握り締め、寄せ波にイカがうまく乗ったところで、頭付近にフッキング、膝まで水に浸かり、フジツボで手のひらを切りながらもなんとかキャッチ。本当に良かった!! 推測どおり、胴長30cm、1kgオーバーでした。

 まだ震えの残る腕でキャストした第6投目、着水地点からのワンアクション目、潮目のあたりでまた胸のすくような快心のアタリ、ここまでくれば、ドラグを鳴らす強烈な引きを楽しむ余裕もできてきました。キャッチしたのは胴長約24cm。

 続く第7投目、今度は岸近くのブレイク付近でバイト、胴長23cmを難なくキャッチ、とここまでワンキャストワンヒットでしたが、この1ハイを獲った時点でフィーバータイムは終わりました。足場の高いところで釣りをしていたので、フッキング→足場の低いところへ移動→ランディング→足場の良いところへ移動→イカをキープ→再度キャスト、と1ハイのイカを釣ると約10分という時間を費やしてしまっていたので、もっと効率の良い釣りができていれば、さらに釣果を伸ばせていたと思います。

 エギのカラーをピンクマーブルからオレンジゴールドに変更し、胴長20cmを釣ったところで、信じられないことに、持ってきた空のリュックサックが満杯になり、ファスナーが閉まらなくなってきたので、残念でしたがこれで釣りを終了しました。次に来る時は、もっと大きなリュックサックとギャフを必ず準備してきます。リュックサックがかなり重くなり、岩場を歩くのがとても危なかったですが、なんとか無事に車まで戻ることができ、今回の串本釣行は、最後の最後でようやく良い形で締めくくることができました。

 初めて串本を訪れた時から、その魅力にとりつかれ通い出したものの、あまり串本らしい釣果を得られないまま迎えた3シーズン目、ようやく納得のいく釣果を得ることができました。次回は万全の装備で挑もうと思います。

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