ついにずっと恐れていたことが現実に。最終戦の大事な大事な前日に仕事が入ってしまいました。なんとか午前中で仕事を済ませ、(途中でブッチ切ったという話も…)スーツを着たまま、初めて高速道路で銀山湖へ向かいましたが、到着したのは13時過ぎ。急いで着替えて準備を始めたものの、準備が完了したのは15時過ぎでした。
プラクティス終了時刻まで約1時間あるので、時間ギリギリまでプラクティスをしようかと思いましたが、たとえ1時間であっても一日分のレンタルボート代が必要とのことだったので、貧乏な修行僧はあえなくダウン…。でも、湖の状況だけでもどうしても見ておきたかったので、朝から猛練習中の横山プロに無理を言って、横山プロのボートに同船させていただきました。横山プロ、ありがとうございました。
私は釣りをしている余裕は全くなかったので、横山プロの釣りと水色を見ることに終始しました。それでわかったことは、前週とほとんど変わらない状況であったということ。そう、全く釣れないのです。さあ、どうする!
不安な気持ちのまま迎えた当日の朝。参加人数は三戦中いちばん少ないとのことでしたが、減水で湖面積が狭くなっているこの状況では、プレッシャーのかかり方はこれまでとあまり変わりなさそうでした。
スタート後は、たとえノンキーでも魚影の濃かった上流域へ向かいました。でも、釣れるのはやはりノンキー。これだけプレッシャーがかかっていてもおかまいなしに、果てしなく釣れ続きます。釣れた瞬間にノンキーサイズとわかる20cmクラスばかり。キーパースケールの出番もありません。25cmはいったいどこへ消えてしまったのやら…。下流域は全く釣れる気がしませんでしたが、後悔するのはイヤなので、下流域にも行きました。しかし、下流域ではノンキーサイズすらバイトしなくなってしまいました。やはり上流か…。とは言っても、湖面積が狭くなっているため、上流、下流の移動は容易、上流域をメインに時間一杯、最後の一投まで諦めずにキャストを続けましたが、この日はついに、修行僧には奇跡はおこりませんでした。本当にガッカリでした…。
今回は、これまででいちばんウェイイン率が低かったようなので、もしかしてバスプロ選手権の権利が獲得できたか!? と思いましたが、私の年間順位は55位。45位までが出場権獲得なので、微かな期待もあえなく散りました。やはり、自力で引き寄せないと権利は獲れない。やはり、恐れていたとおり、第1戦目のペナルティーに、ここへきて息の根を止められました。
2年連続バスプロ選手権の出場権を逃すという、信じ難い現実。大の負けず嫌いの修行僧は、このまま銀山湖に負けたままでは終われない!来年再チャレンジすることを心に誓い、秋の気配が近付く銀山湖を後にしました。